日本を「ニホン」と読むか「ニッポン」と読むか。
オリンピックでは「ニッポン、チャチャチャ」と応援していますし、NIPPONを目にする卑近な例として官製はがきがありますし、NHKのアナウンサーは「ニッポン」と発音していますし、「ニッポン」が正しい読み方と思っていました。でも、どちらでもよいのですね。
NIPPON
因みに日本生命、日本大学、日本旅行は「二ホン」で、日本テレビ、日本年金機構、日本シリーズは「ニッポン」です。日本国憲法はどちらでもよいようです。
NIHON
二通りの読み方がある語は他に、県境(けんきょう/けんざかい:私はどちらも言います)、早急(さっきゅう/そうきゅう:私は割と「そうきゅう」と言いますが、正しくは「さっきゅう」です)、世論(よろん/せろん)・・・。
三歩で廻れる三県境
英語ではdirect[direkt, dairekt]くらいしか思い浮かびません。
一方、読み方が違うと意味が違ってくる語もたくさんあります。
「人気」を「にんき」と読むか「ひとけ」と読むかで、「人気がない」の意味は違ってきます。
他にも分別(ふんべつ/ぶんべつ)、色紙(いろがみ/しきし)、利益(りえき/りやく)、心中(しんちゅう/しんじゅう)などは日常生活でもしばしば使い分けていますね。
曽根崎心中
他の言語がどうか知りませんが、日本語って難しいというか、奥が深いというか、結構複雑ですね。
未だに、きちんと使いこなしているのかという不安が頭をよぎります。
ツーさん【2021.2.8掲載】
葉羽 僕は日本テレビも日本年金機構もニホンって読んでたよ(汗)読み方はかなり「ニホン」寄りだなぁ。ところで「日本語」はニホンゴでいいんだよね?(笑)