岸波通信（本編）「ひと夏のデンジャラス・ストーリー」に登場するキヨタカ君とノブユキ君は、私の中学高校での同級生でもあり、各場面での情景が見てきたように思い浮かび、楽しく読めました。

　
　「ひと夏のデンジャラス・ストーリー」より青函連絡船の船着場

　キヨタカ君とは中学1年、高校1、2年とクラスが一緒でした。

　中学1年の時、クラスには飯坂温泉の「アオイ館」の息子がいて、その息子とキヨタカ君のコントは今でも覚えています。

　どちらかが、NHKのど自慢の要領で「1番、今夜は踊ろう（当時流行っていた荒木一郎の曲。出だしは「青い星の光が遠くに・・・」）」。「だだだ、だんだだん・・・」と前奏を口ずさみ「♪あおい」と歌い出すと、もう一方がすかさず「（鐘の音の口調で）カ～ン」と。で二人で「飯坂行くならアオイ館」と。

　 現在の葵館（※経営者は別）

　高校の時のスポーツ記録会の前に、練習だと言って信夫山トンネルの歩行者用のところを、一緒に下駄で往復走ったこともあります。

　ノブユキ君とはプレ還暦同窓会（58歳時）の時に、会場からは少し離れたところにある喫煙所で会い、会ったのは高校卒業以来40年ぶりでしたが、まさに旧友再会（雑感 264）、呼び捨てで呼び合い旧知の仲という感じで近況報告などを交わしました。

　 プレ還暦同級会の一コマ

　キヨタカ君との接点は上述の通りですが、ノブユキ君とはどこで一緒だったのか、「デンジャラス・ストーリー」が始まってから気になっていましたが思い出せませんでした。

　先日「もしかして」と高校3年の時の名簿（PDFで保存）を見ましたら、実は同じクラスでした。だから旧知の仲だったのですね。

　「梅苑会報」福島高校同窓会誌

　どうでもよい「アオイカ～ン」なんてことは覚えているのに、不覚でした。

　「そっかぁ、そうだったのか」と胸のもやもやが解消され、すっきり眠れるようになりました。

　 ツーさん【2024.8.5掲載】

葉羽　プレ還暦の写真に亡くなったゼンヤ君が写ってるね。今年は古希同級会があるけど、人数も減ってるんだろうな。ちょっと寂しいナ。だけどこの本文中のコント、じわるなぁ（笑）