File.017「グラスの中の小さな星たち」

 ヒヒゲメガネ犬が住んでいる地域が、とうとう真冬に突入した。
 え?まだ12月なのに、って?

 そう、まだ12月。
 なのに、日々、雪が降る。
 雪しか降らない。
 つまり、夜になっても星が見えるような状況ではないということだ・・・。

吹雪

 つい先日、ふたご座流星群の極大日(12月14日)を迎えた。
これまでヒゲメガネ犬は何度も観測をし、多い時には1時間に30個ほどの流星を観ることができた。

 ただし、流星を観測するには「晴れる」という第一の条件を含め、色々と条件が必要なのだが、今年は月齢11.5で月明かりがまぶしい中での観測になるはずだったので、好条件とは言い難かった。

 それでも、比較的明るい流星が流れるので、ヒゲメガネ犬は楽しみにしていた。

 しかし、ヒゲメガネ犬が住んでいる地域は晴れなかった。
 極大日前後数日、まったく晴れない。
 ヒゲメガネ犬は、2013年の「ふたご座流星群」は1つも流星を見ることなく終わってしまったのである・・・。

 残念である。
 非常に残念である。
 しくしくしくしく(泣)

ふたご座流星群

※ふたご座流星群※
ふたご座流星群(ふたござりゅうせいぐん、学名 Geminids)は、ふたご座α星(カストル)付近を放射点として出現する流星群である。
ふたご座α流星群(ふたござアルファりゅうせいぐん)とも呼ばれる。
12月5日頃から12月20日頃にかけて出現し、12月14日前後に極大を迎える。しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群と並んで、年間三大流星群の1つ。」 (Wikipediaより)

   

 しかし、そんなヒゲメガネ犬の心が癒される出来事があった。
 某日、ヒゲメガネ犬は友達同士の忘年会の時間調節のため、馴染みのバーに立ち寄ったところ、ソムリエ氏がヒゲメガネ犬のために未開封のスプマンテを開けてグラスに注ぎ、大きなイチゴを1つサービスしてくれたのである。

 (※右上画像)⇒

※スプマンテ※
スプマンテ(Spumante)イタリア語で「発泡性の」という意味の言葉で、イタリアでは(「微発泡」「半発泡」以外の)各国の発泡ワインを指す。
日本では“イタリアの発泡ワイン”を特にこう呼ぶ。
代表的なものにはアスティ(地名。葡萄品種はモスカート・ビアンコ)、フランチャコルタ(ロンバルディア州ブレシア県の一地域の古い地名。
葡萄品種はシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネーロ。歴史は比較的浅いが、シャンパンと同様の瓶内二次発酵の製法で知られる。
白葡萄品種のみで作られるサテンもある)、プロセッコ(葡萄品種名。
産地はヴェネト州コネリアーノ、ヴァルドッビアーデネなど)などがある。 (Wikipediaより)

スプマンテをどうぞ♪

 そう、スプマンテとイチゴ。
 ある有名な映画のワンシーンに出てきますよねっ♪

 その映画のワンシーンを真似てみました、というか、ソムリエ氏が「真似てみて」的にサービスしてくれたので、つい、主演女優になりきってしまいそうになった(笑)

 ※なんという映画かは、自分で調べてね~♪ ← 意地悪

 スプマンテの泡は非常にきめ細かく、一層、味を引き立ててくれた。

 ソムリエ氏曰く
「スプマンテの細かい泡は、エトワール(星)と呼ぶのですよ。」

 なんと!!!!!知らなかった!!!!!
 なんて素敵な♪♪♪

 ここしばらくリアル星を見ることができずにいたヒゲメガネ犬の心に、小さな暖かい灯りが灯った出来事だった。

・・・・・・。

 グラスの中の、星(エトワール)。
 クリスマス間近の街の輝きに染まった、素敵な小さな星たちだった。

 え?天文ネタというより、酒ネタ、ですって?
 だって、リアル星が見えないんだもの、
 仕方ないじゃないのよぉぉ(泣)

 せめて、年末年始は輝く冬の一等星たちを眺めたいものだ★

 ☆ヒゲメガネ犬☆ 2013.12.31

 
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