またまた、旅行の話になってしまうんですが、、、バックパッカーあがりのサラリーマンなのですいません。
皆さんは、パスポートに“自分の誕生日の日付が入った入国ないし出国スタンプ”ってありますか?
今まで私もそんなスタンプがなくて、今回それを実現しようと思い9月初めに南アフリカ共和国のケープタウンに飛びました。
なぜ、ケープタウンだったのか?
純粋に喜望峰に行きたかったからですね。中学の社会で習った地名ですよね。
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喜望峰 |
中国や韓国等のアジアの地域の地名は漢字表記なのは分かるのですが、なぜかアフリカにありながら喜望峰という漢字の地名になっていることに少なからず疑問を抱いていた方は多いのではないでしょうか。
なぜ原語のままの地名にしなかったのか。
行って分かったのですが、喜望峰はCape of Good Hopeの和訳だったんです。
それにしてもいい訳ですよねー。
英語でCape of Good Hopeって言われてもイマイチ旅情を掻き立てられないんですが、喜望峰という漢字表記になると行ってみたいという思いになりませんか?
和訳した方はきっと旅人だったんですかね。
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ケープタウン市庁舎 |
ロンドンからケープタウンへは直行便で12時間のフライトです。
意外に遠かったです。
12時間と言えば、東京―ロンドン間の直行便と同じ時間です。
空港から市内までのバス、列車、タクシー、また時にはバイクタクシーからの風景はその地での初めての風景であり、かつそれが印象的であり記憶に残ったりしますよね。
そういう意味では、ケープタウンはまさに南国の明るい風景でした。
ハイウェイも整備されアメリカ西海岸を思わせる感じでしたが、それとは対照的にハイウェイの脇には貧困層の人々が住む家が密集しています。
南アフリカ共和国は南部アフリカの経済の中心地であり、物価(比較する対象がレストランやスーパーでの食べ物や価格になってしまいますが)も日本と同じか、やや安い位でした。
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アフリカ・レストラン |
喜望峰へは自転車で向かい、途中雨が降ったり風が強くなったりしましたが、到着した時には雨が止み快晴でした。
自分が中学生の時に習った地名の場所の大地に足を付けて立っていることに純粋に喜びました。
同じ安宿に日本人のバックパッカーがいて、彼は2年半前に日本から中国に渡り、ユーラシア大陸を渡りアフリカ大陸を下りケープタウンに到着したようです。
彼の最終目的地はやはり喜望峰。
私が喜望峰に行った翌日に彼は喜望峰に向かったのですが、彼にとっての喜望峰は私にとっての喜望峰よりも少なからず意味合いが大きかったのではないかと思います。
私も以前バックパッカーとして1年半ほどヨーロッパから北アフリカ、中東、ユーラシア大陸を陸路で渡って、陸路での最終目的地であるネパールのカトマンズに到着した時の感動やカトマンズに入るバスの車窓から見た、夕日に照らされるカトマンズの街並みを今でも覚えています。
ケープタウンには、会津で言えば会津磐梯山のような存在のテーブルマウンテンというという標高約1000m位の山があり、その名のとおり、頂上がテーブルのように平らになっている山です。
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テーブルマウンテン |
誕生日の記念にそのテーブルマウンテンに登りました。
宿から登山口まで歩いて約1時間、登山口から頂上まで2時間半。
頂上からケープタウンの街が一望でき、なかなか良かったです。
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テーブルマウンテンからの眺め |
で、その日の夕方、ロンドンに帰るフライトに乗るため空港に向かったのですが、空港に着くと私の乗るフライトは、なぜかキャンセルになっていました。
誕生日の日のスタンプをパスポートにって思いケープタウンまで来たのにと思いながら、チェックインカウンターで、どうしても今日のフライトに乗って明日にはロンドンに着かないと困るって言ったら、別の便(ケープタウンーヨハネスブルグーロンドン)に多少空きがあるということで、それに乗ることができ、無事、誕生日の日付の南アフリカ共和国の出国スタンプをゲットすることが出来ました。
機中泊で翌朝ロンドンに着いたら、前日の登山のせいで筋肉痛になってしまいましたが、翌々日に筋肉痛にならなくてよかったとホットしています。
《リニューアル配信:2019.11.10》 nemoto
葉羽
下は本文中にない写真です。
(※当初はデスクトップ壁紙でしたが、現在使われていない形式だったのでサムネイルしか現存しません。残念。)
◆喜望峰のペンギン |
◆喜望峰のペンギン2 |
◆刑務所 |
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