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これは先週の話だったのですが、またアパートの発電機が壊れました。 予備の発電機があるので、1台壊れてもどうにかなるはずなのですが、どうやら予備発電機は壊れたまま修理していなかったようで、その日の夜は電気は無しとのことでした。 この予備発電機を修理していないというのがいかにもこの国らしい対応で、住民であるアメリカ人とインド人も激怒しています。 修理は翌日朝一番に来るから一晩我慢してくれとサービス担当者から言われましたが、この国にしばらく暮らしていて、そんなことが信じられる訳がありません。 案の定、翌日、何時になっても修理屋は来ません。ということで、翌日は1日電気無しということになりました。
冷蔵庫の中の肉類はもうだめだと思ったら、奇跡的に公共の電気が両日とも何時間か来たので、どうやら冷蔵庫の中は無事なようです。 困るのが調理、ガス漏れが怖いので電気クッカーと電子レンジ、電気湯沸かし器に頼っているから、何も作れません。 初日は食パンをかじって生き延びましたが、翌日は仕方なく、ファーストフードの買い出しに出かけました。 夜は19時には暗くなりますから、もう諦めてビールを飲みながらごろごろしていると寝てしまい、深夜に公共の電気が来た数時間に、洗濯機を回したり、アイロンがけをしたりするから、生活のリズムもぼろぼろです。 ちなみに発電機のほうは2日後に修理屋が来ましたが、どうやら修理代は住民が負担するという無茶苦茶な対応、さらにその数日後には、今度は燃料であるディーゼルがなくなったのでまた電気無しという信じられない生活。
思えばこちらに来た当初は、こんな内容ばかりこのホームページに書き込んでいましたが、状況はまったく変わっていないなあと、暗闇の中でしみじみ思いました。 結局は、公共の電気がほとんど来ないというこの国最大の弱点のせいなのです。大統領、しっかりしろよ!
こんなこと、ここで書くような内容ではないのですが、さすがに電気無しの生活に怒ったアメリカ人とインド人が、対応について相談するため住民会議を開こうということになりました。 このアパート、全部で6部屋なのですが相変わらず空き部屋は埋まらず、そのせいで多額のサービスチャージを3部屋(3世帯)で分担しているのですが、3世帯といっても実質住んでいるのは、男ばかり4人。(日1、米1、印2)
さっそく多国籍住民会議が始まりましたが、どうやら最初の話題は、サービス会社に対する私の金払いが良すぎるということ。 借金はよくないから、毎月それなりの額を払い、サービス会社への支払い残高がマイナスにならないように注意していたのですが、聞いたところ、他の住民は何カ月も滞納している模様。 (他のアパートの例も聞いて見たら、全世帯滞納しているのは普通とのこと。) これは慣習の違いだということで説明したら、みんな不満そうな顔をしていましたが、とりあえず納得した模様。 次の話題は、たびたび空になるディーゼルと水の問題。 これについては、他の住民は皆、ビジネスマンなので、すぐにディーゼルはインド人の会社で、水はアメリカ人の会社で手配するということでまとまりました。
といったところで、会議はお開き。さすがにラゴスの地で活躍するビジネスマン、仕事が早いです。 停電によって住民間に不思議な連帯感が生まれたと思ったら、その翌日、サービス会社は謝罪にやってきました。 どうやら今月は迷惑料として、サービスチャージが割引になるようです。とはいっても、日本的常識から考えるとびっくりする額になりますが。
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