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掲示板でアフリカ太鼓の話題で盛り上がってますが、こちらで暮らしていると、本当に至る所で太鼓の音が聞こえてきます。 ラゴスのような大都市でこの状況だから、地方都市などへ行けば、もっとその響きに触れる機会は多いと思います。 テレビドラマを見ていると、BGMが画面の状況とアンバランスなので、たびたび笑ってしまうことがあるのですが、その音楽のベースになっているのも太鼓のリズムです。
しかし、親や恋人が死んじゃったシリアスな場面で、ポコポコ太鼓の音が入ってくると、何か不思議な気持ちになってしまいますが、こちらの人からすると、太鼓の響きにも、喜びの音、悲しみの音などいろいろあって、まったく違和感ないのかもしれません。 マーケットを歩いていても、いろいろな太鼓を売っているのを目にしますので、ついついほしくなってしまいますが、持って帰るのも大変なので我慢してます。 式典などの場には必ずバンドが用意されていて、開会前から、太鼓のリズムをベースに、賑やかな音楽が流されています。 (どこの会場でも音量がとにかく大きいので、式典終了後は耳鳴りがしてます。) 今週出席した式典でもバンドが入り、リズムはツインの太鼓が担当してました。 写真撮影が下手なのでわかりにくいですが、肩から下げるタイプで、大きさが若干異なり、高音と低音に分かれて、粋なリズムを奏でてました。 (キーボードなどの電気楽器がうるさいので、よっぽどPA担当に文句を言ってやろうと思いましたが。) こちらの音楽は、初めはそうでもなかったのですが、最近になって自分の好みの音楽であることがわかってきました。
もともと私はレゲエなどのカリビアンミュージックが好きで、新婚旅行も本場のレゲエ聞きたさに、ジャマイカへ行ってしまったのですが、路上のCD売りも、必ずボブ・マーリーのCDは売っているほど、こちらでのレゲエ人気は高く、バンドが演奏している音楽も、カリビアンミュージックの影響を強く受けているのがわかります。 まだまだこちらにいる時間はあるので、せっかくなので太鼓の世界もちょっと覗いてみたいですねえ。 おっとそんな余裕出している前に、英語の勉強が先でした。
こちらでは停電がしょっちゅうあるというのは、すでに何度もご紹介していますが、これはアパートに限った話ではありません。 オフィスでもしょっちゅう停電するのですが、そのたびに州政府のほうで発電機を動かして、何とか電気を賄っているような状況です。 この発電機は、オフィスやどこのアパートでも必ず備え付けられていて、公共の電気は、1日当たり数時間しか来ないので、それ以外は、街じゅうでこの発電機が動いているといった状況です。 これはディーゼル車がアイドリングをしているのと同じような状況ですから、大気汚染も深刻です。 こちらに来て思うのですが、ヨーロッパや日本で地球温暖化に取り組むのは大変結構ですが、地球全体で考えるなら、乾いたぞうきんを絞るようなことを必死でするよりも、途上国の大気汚染を少しでも解決したほうが、よっぽど効果があると思いますね。 だいたい、日本車でも今から25年以上前に活躍していたような車が、こちらでは現役バリバリで走ってます。 日本車だから、かなり古い車でもそれなりに排ガス対策は取られていますが、それ以外の車では、前がまったく見えないほど排気ガスを撒き散らして走っているのだから、日本で大気汚染対策に取り組んでいる人たちがみたら、腰を抜かしてしまうでしょう。 そのような街をジョギングしている私の肺も、その内、真っ黒になってしまうかもしれません。
さてやっと本題です。 オフィスの電気は、ここ数カ月、かなり安定して供給を受けられたので、すっかり油断していましたが、この週は、この電気に散々泣かされることになろうとは。 月曜日の朝から電気が来ていなかったのでいやな予感はしたのですが、数時間待ってもまったく電気が来る気配はなし。 とりあえずパソコンはバッテリーで2時間くらいは持つものの、部屋の電灯はもちろん、プリンターが動かないので仕事になりません。 どうしても必要な書類が2枚あったのですが、せっかくワードで作成済なのに印刷ができない。 時間ぎりぎりまで待ちましたが、ついにあきらめて、何と手書きの文書を2枚作成しました。 御存知の方もいらっしゃるでしょうが、私はかなり達筆なので、自分で見ても見るからに怪しい文書です。 月曜日は結局、電気を待っていても仕方ないので、午後は買い出しに出ました。
翌日も、朝からまったく電気は来る気配がありません。 この日はもっと重要な文書を数枚作成しなければいけなかったのですが、これは困りました。 最後の手段で、車で40分ほどかけて自宅アパートまで戻り、印刷して戻ってきました。 自宅でも発電機が動く時間は決まっているので、電気がある時間まで待ってあわてて印刷。 文書を持って大急ぎでオフィスに戻りましたが、わずか5~6枚の書類印刷に要した時間は3時間近く。もういやになっちゃいます。 それでも月曜と火曜は、午後に数時間、オフィスに電気の供給があったのでよかったのですが、その翌日以降、金曜日の夕刻までは、まったく電気の供給無し。 さすがにパソコンのバッテリーも切れてしまい、完全に仕事もストップ。 パソコンについては予備のモバイルパソコンもオフィスに持って行って、バッテリーの残量を見ながら、ファイルの移し替えをするというややこしいことをしながら仕事をしていたので、せっかく作成したファイルを消してしまったり、もう踏んだり蹴ったりです。
どうやら州政府が電気代を滞納したので、公共の電気供給もストップされたという噂もありますが、この状況はいつまで続くのか不安でいっぱいです。 さて翌週は電気は来るのでしょうか。 とりあえず2つのパソコンのバッテリーは満タンで出勤するつもりです。
7月末に盲腸で入院した運転手、医者の話では2週間後に復帰可能とのことだったのですが、結局、仕事ができるようになるまでには1か月かかり、丸1カ月休んだ後に、9月1日から復帰しました。 さっそく車の修理のことで、彼とは大げんかになりましたら、さんざん怒鳴りあった後に、ひょんなことから一つだけ共通の趣味が見つかりました。 それは音楽。こちらでの生活環境を少しでも快適なものにするために、CDプレーヤーを買ってみたのですが、それを見た彼は、こちらでの音楽事情の説明を始めましたが、もう止まりません。 どうやら毎週日曜日に、教会のバンドでアフリカ太鼓をたたいているらしく、その他に音響調整も担当しているようです。 その内、アフリカ太鼓については教えてもらうということで話がつきましたが、彼からはこちらで人気のあるミュージシャンを教えてもらい、ついでに路上のCD売りと交渉してもらって2枚購入しました。 値段は1枚200ナイラ、日本円で120円程度と安いことから、どうせ海賊版でしょうか。
さっそく聴いてみたところ、シンプルなリズムの上に、思いがけず美しいメロディーが流れ、なかなかいい感じです。 リズムはすべて打ちこみのようなので、これについては少々残念でしたが、それでも妙に耳に残るメロディーとセンスのいいコーラスが印象的でした。 結局、2枚のCDの内1枚は不良品のようで、半分くらいしか聞けませんでしたが、CDプレーヤーも期待していなかった割にはまあまあの音質なので、ちょっとこちらで流行りの音楽をまとめて聞いてみようと思っています。 その内、アフリカ太鼓も叩いている自分が容易に想像できますが。
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