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家族訪問も終わり、また忙しい日々に戻りました。 仕事の方は、今週だけで大ボケを2つほどやってしまいました。 信じられないですが、本当にわずかな隙をついて、最悪のタイミングで、最も起こってほしくないことが起こるので、息を抜く暇がありません。 (と言いつつ、息を抜いているので、事件が起こるのですが。) 仕事のほうもやたら忙しくなりまして、ゆっくり資料を読む時間や勉強する時間もなかなか取れません。 いろいろ調達しなければいけない物資もありますので、この日はマイカーで買い出しに出ました。 日本のように、電話1本で事務機屋さんが配達してくれるという訳にはいきませんので、直接何軒もお店を訪問して、見積書をもらってから、買い付けということになりますが、平日は道がものすごく混むので、お店を数軒回るだけでものすごい時間がかかるとともに、そのストレスも半端ではありません。 マイカーで行くのも理由がありまして、午後半日使って買い出しをして、事務所へ戻ると、事務所への帰り道がものすごく渋滞するので、午後1時に出ても、戻りは午後7時過ぎというような恐ろしいことになってしまうのです。 さてこの日のターゲットはホワイトボード。
4月に1枚、オフィス用に調達したのですが、わずか2週間ほど放置しただけで、ホワイトボードマーカーを使ったにもかかわらず、文字が消えないという粗悪品をつかんでしまったので、今回は慎重にならざるを得ません。 しかしながら、選択の余地が少ないというのも事実で、この日も4軒ほど回りましたが、ほしいサイズの品を揃えているのは1軒のみ。 さんざんテストして、今度はきれいに文字が消えることを祈って、90cm×120cmのホワイトボードを6枚購入しました。 購入したのはいいが、さてどうやって持ち帰るのか? とりあえず物を押さえておくのが優先なので、次週にワゴン車で取りに来るということにしてお店でしばらく預かってもらおうと思いましたが、ひょっとしてと思って、店員に駐車場のカローラまで運ぶようにお願いしてみました。 絶対に無理だろうと思ったら、駐車場の職員も応援に入り、3人で一生懸命詰め込んでいたところ、何とパズルを埋め込むように、ホワイトボード6枚が、リアシートのところにすっぽり入ってしまいました。
まったく期待していなかったのですが、これはラッキー。大満足でアパートまで帰りました。 このカローラ、水没以降、その後も不調が続いていまして、ブレーキペダルはギシギシいうし、サスペンションはほとんど役に立たず、悪路に行ったらお尻が痛くなります。 さらにこの日のように、大量の物資運搬も行うので悲鳴を上げています。 恐らくまた修理に出すことになると思うので、その日までは頑張ってくれと祈るばかりです。
ちなみに、このホワイトボード、車から取り出すのは更に苦戦して、6枚すべて取りだすのに1時間以上かかりました。 まったく何をやっているのか。
いい年をこいてやめておけとの周辺の忠告も聞き入れず、8/21にテコンドー道場デビューをしました。 格闘技は昔から大好きだったのですが、一応ギタリスト、手を傷める訳にはいかないのでずっと自重していたところ、せっかくアフリカまで来たので、地元の人との交流もあってもいいかなと思いまして、テコンドーの道場へ通うこととしました。 きっかけは、日本人の若者が一人、すでにこの道場に通っていたこと。 (彼は以前紹介しましたが、ギターを習いたいと言うので、私がギターを教えてあげる交換に、テコンドーの基礎を教わっていたのです。ちなみに彼は黒帯です。) 練習のレポートは面白い話が山ほどあるのでまた翌週にでもするとして、今日は、コーチの一人が大会に出場するというので、ナショナルスタジアムまで応援に行ってきました。
このスタジアム周辺では、いろいろなスポーツが行われていて、この国でのスポーツ人気が伺えます。 よく見てみると、ボクシング、テコンドー、怪しげな中国拳法のほか、サッカーやバスケットなど、たくさんの人が集まって、スポーツを楽しんでいます。 しかし冷静に考えると、かなり危険なエリアであることは間違いないようで、特にボクシングの練習場などは、相手の気が変われば、あっという間にやられてしまうでしょう。 ここに来る時は用心するに越したことはないようです。 さて、大会会場に入ってまず驚いたのは、その人の数。 さすがにオリンピック種目だけのことはあり、韓国発祥のテコンドーがナイジェリアでこれほど人気があるとは、正直びっくりしました。 関係者のふりをして、試合場のすぐ横の椅子に座って試合を観戦しましたが、ものすごい迫力です。 防具を付けているのにKOもあったりして。
少年少女から大人まで、階級別にトーナメントで戦いますが、見ていてまったく飽きません。 それでもコーチが出場するまでには5時間近くかかりまして、さすがに疲れましたが。 さてこのコーチ、前日に基礎練習などでみっちり鍛えてもらいましたが、試合ではどうなのかなあなどとと思っていたところ、実際に試合でのパフォーマンスを見て大満足。 とにかく強いし、落ち着いています。 試合直前なのに、こちらに気を使ってくれたり、試合が始まってもまったく危ないところもなく、確実にポイントを稼いでいきます。 残念ながら、こちらの時間の都合で、初戦しか応援できませんでしたが、恐らく決勝まで勝ち進み優勝したことでしょう。 ナイジェリアでのテコンドー人気に触れるとともに、コーチの強さに感動した一日でした。
ちなみに私のほうは、まあ体を鍛えるというのを第一目標に頑張りたいと思いますが、この競技はなかなか面白そうですよ。 ぎっくり腰にならない程度に頑張りたいと思います。
6月末にアブジャに出張した際に、アブジャの様子は若干お知らせしましたが、写真の評判がすこぶる悪く、街の様子がまったくわからないとの御意見をいただきましたので、今度はじっくり何枚か写してきたのでご覧ください。 (車の中からの撮影なので、たいした写真ではありませんが。)
アブジャの街中は、ラゴスと比べるとはるかに静かで、道路も整然としています。 改めて思いましたが、やはりラゴスの殺人的な道路交通状況はかなりのストレスになっているようで、アブジャの道を車で走りながら景色を見ていると、心が安らぐのがわかります。 しかしそんな平穏な時が長く続く訳もなく、今回は、コミュニケーション上の苦労話を聞いてください。 アブジャでは、各国のドナーが集まる会議に出席してきましたが、これまでアフリカ英語だから苦労していると思っていたところ、結局のところは、単なる英語力不足であることを痛感しました。 会議の内容は、やっと半分理解できるかどうかといったところで、約2時間の会議の終盤は、脳みそも疲れ果ててメモも取れなくなってしまいました。 これでも日本では、英語は好きで、ある程度の勉強はしていたのですが、やっぱり最前線は違います。
日本人も何人か出席してましたが、皆さん、まったく苦もなく流暢に意見交換などされてます。 明らかに落ちこぼれていたのは私だけ。さてこれは本当に困りました。 まあ、この歳でいきなり飛躍的に能力アップするとは思えませんが、少しでも平和な日々を送るためには、やはりコミュニケーション能力が不可欠なので、病気にならない程度にギアチェンジして、日々鍛錬に努めようと思ってます。 この状況が克服できたら、おそらく本でも書けるでしょうねえ。 その前に、使い物にならない奴ということで、強制送還になりそうですが。
どなたか、似たような境遇を克服された経験をお持ちの方がいらっしゃったら、経験談を教えてくださいね。 もっとも、海外留学経験どころか、何十年も千葉から出たことのなかった人間が、いきなり現場の最前線に行っちゃったのだから、これは苦労して当然かもしれませんが。
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