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待望の屋根の修理屋が来ました。総勢4人の大編成、これに警備員も助っ人で入り、5名体制で屋根に上りました。 どうやって上るのか興味がありましたが、裏口の階段にはしごが設置されていまして、ここから屋根に上がれるようになってます。
しかしこのはしご、いつ壊れてもおかしくないボロで、さすがの現地人修理屋も、はしごの登り降りだけは、ものすごく慎重にやっていました。 面白いのは、雨漏り個所の探し方。1人が私の部屋に戻り、細い棒を天井の穴から通して屋根を突き上げます。 何回かドンドンとやった後に、屋根にいる修理屋が穴を発見したら、反対にドンドンとたたいてきます。
天井の穴は4か所あったのですが、1か所以外は、大きさも5mmから1cm程度で、棒は入りません。 どうするのかと思ったら、強引に雨漏り個所から棒を突き通そうとしています。 部屋の住人としては、天井を壊されたらたまったもんじゃありません。 だいたい、頑丈そうな天井がそんな細い棒で突き通せるかと思ったら、本当にあっけなく、スルッと棒は突き通されて天井のドンドン作業が、その後3回続きました。 この天井、見た目はゴージャス、奇麗な模様も入っているのですが、どうやら厚さは数ミリ、鉛筆でも簡単に穴があくのですよ。こいつは驚いた!
まあ顔の上に落ちてきて死ぬこともなさそうなのでいいか。 せっかくなので、はしごを登らせてもらい、屋根の写真を撮らせてもらいました。 屋根に登ってまたショック、下からは見えないが、これはボロいです。
どこから雨漏りしてもおかしくない。今日の修理は、30分もかからずに終わってしまいましたが、どうせまたすぐにどこかから雨は漏ることでしょう。 できればベッドの上は避けてほしいところですが。
長編物語の前に、ちょっとした事件がありましたので紹介させてください。 昨日と今日は、レンタカーを借りての通勤。さすがに、レンタカー会社の運転手、運転マナーもいいし、テクニックもあるので、安心して乗っていられます。 おまけに、車は高級車、シートは皮張りで、室内も広く、サスペンションもちょうど心地よい感じで、リラックスして通勤していた帰りに事件は起きました。 ガソリンを入れたいと運転手が言うので、近くのスタンドに寄ってもらったところ、ちょうど帰宅時間なので、スタンドは結構混み合っています。 とりあえず従業員の指示により、車の列に並んだと思ったら、横から強烈な割り込みが。 これはひどいなあと思ったら、紳士的だった運転手も激怒して、窓を開けて文句を言っています。 乏しいヒアリング能力で聞いた限りでは、相手方の言い分では、向こうのほうが早く待っていたのに、従業員が指示を間違えて、こちらの車を先に呼んでしまったとのこと。 だから、先に入れさせろということです。 それなら仕方ないかと思いましたが、運転手はこの割り込み方が気に入らなかったようで、相変わらず窓を開けて文句を言っています。 この手の口論は、こちらでは珍しいことではなく、車どうしがぶつかっても、多少文句を言いあって別れていくこともあるので、まったく心配していなかったのですが、口論はますますエスカレート。 ついに双方、車から降りての口論となりました。 いよいよつかみ合いの喧嘩になるかと思ったときに、従業員数名が止めに入り、よかったよかったと思った瞬間、相手方運転手の右ストレートが、こちらの運転手の顔をクリーンヒット。
ああやっちゃったと思った直後に、至近距離でのパンチの応酬となりました。 この段階では、従業員の他に、お客も集まってきて二人をどうにか分けましたが、驚いたのが、二人の間に最初に分け入ったのが女性だったのです。 (私は怯えて、車の中に隠れてました。) この勇気ある女性が二人に説教をして、ああこれで終わるかと思ったら、こちらの運転手は怒りが収まらないようで、女性をかすめるようにパンチを出したら、相手の運転手に見事にヒットして、吹っ飛んでいきました。 これはまずいと思いましたが、もう手遅れ。 仲介に入った従業員もお客たちも、こちらの運転手に総攻撃状態となり、もうボコボコです。これは困りました。
とりあえず特派員としては写真を撮らなければいけないと思い、2枚ほど隠し撮りしましたが、幸いなことにリアシートのガラスは黒いシートで被われ、外からは見えにくくなっているので、椅子の影に隠れて騒ぎが収まるのをひたすら待ちました。 もし外へ連れ出されたら、まったく英語がわからんというふりをしようと思っていましたが、結局、こちらの車はガソリンも入れられずにそのまま退散。 運転手も相当パンチを浴びたようで、ほほをさすりながら一言も発しません。 何とも後味の悪いできごとでしたが、まあこんなこともありましたということで。 レンタカ―もものすごく高い料金を取られてもう最悪!
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