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日本にいた時は1回/月ペースで床屋へ行っていたのですが、こちらでは2か月に1回のペースになってます。 だから、結構髪も伸びまして、学生時代のような髪型をしていたのですが、あまりに不甲斐ない仕事ぶりに頭でも丸めようと床屋へ行ってみました。
前回は、レバノン人がやっている美容院みたいなところに行ったのですが、貧乏生活の身では贅沢過ぎると思いまして、それでもいきなり路上床屋デビューも怖かったので、比較的きれいで、ナイジェリア人がやっている床屋を探して行ってみました。 (料金は前回が3,500ナイラ、今回はその半分以下の1,500ナイラ=900円程度でした。) 本当に坊主にしようと思ったのですが、床屋は坊主はやめようと言ってます。 どうやら、ちりちり髪のナイジェリア人ばっかり相手にしているので、バリカンではなく、ハサミを使ってみたいようです。 まあ今回はいいかと、床屋に任せることにしました。
床屋の名前はチカ、日本人の女の子のような名前なので、チカちゃんと呼びながら話していたら、すぐに仲良くなってしまいました。 せっかくだから写真の許可も得て、何枚か写してみました。 途中、かなり不気味な髪型になりましたので焦りましたが、最終的には、まあ普通の頭になりました。
チカちゃんもおもしろいので、今後しばらくはこの床屋にお世話になろうと思ってます。
このごろはなぜかものすごく疲れると思ったら、やっぱりドジの数々により、睡眠時間そのものが短くなっているのも悪循環に拍車をかけてます。 仕事でミスばかりしているというお話は何度か紹介してますが、実際何をやらかしているかというと、 ①プレゼン用パソコンを持ってきたつもりが、アダプターが入ってなかった。 ②停電用の充電器を持ってきたのに、接続コードを忘れた。コードがある時は、接続を間違えて、停電時にはプロジェクターも消えてしまった。 ③コード類はすべて点検して持ってきたのに、コンセントの変換プラグを忘れた。 ④準備時間にスタッフが来ないと思ったら、指示した時間が違っていた。 ~などなど、呆れかえるようなミスを連発してます。
雇い主のドジは、運転手にも伝染したようで、彼も一番大事なところで大ドジをやってくれました。 私も学生時代2回ほど痛い目にあっているのですが、皆さんは車のキーを付けたままドアをロックした経験はありませんか。 まあ、普通であれば一度家へ戻るなりして、スペアキーで開けるか、JAFでも呼べばいいのでしょうが、今回はちょっと事情が違いました。 これは車のオーナーである私の責任も大きいのですが、実は私のカローラ、スペアキーがなかったのです。 合鍵作るのも、下手にコピーを作られたら、車そのものがなくなってしまうので、オーナー立合いのもと作らなければいけません。 それでもなかなかそんな時間も取れず、ずっとスペアキー無しでやっていたのですが、翌日は早朝から大きな仕事があり、そのための準備物品をすべてカローラに積んできた、その最悪のタイミングで、インキーをやってしまったのです。 これはショック、いつもは強気の運転手も、ひれ伏して誤っています。
不幸中の幸いは、たまたまプレゼン用のプロジェクターだけは、かばんと一緒に持ちだしたこと。 これがなければ完全にアウトでしたが、それでも他の物品はすべてトランクの中に封じ込められてしまいました。 時はすでに20時を回っていて、修理屋を呼ぶにも遅すぎます。 実は学生時代の経験で、多少古い車なら、針がねみたいなハンガーを使って開けるノウハウは知っているのですが、警備員他みんな見ている中で、車の盗み方を教えるようなこともできませんし、万が一開かない場合は、ドアそのものが損傷してしまいます。 結局はあきらめて、トランクの中の必要物品は、たまたまアパートにおいてあった物品をすべてかきあつめて、何とか翌日はしのぐこととしました。 もちろん車は動かないので、仕事場までは、他の専門家の方の車に乗せてもらうこととしました。 準備作業がすべて終わったのは、真夜中も過ぎてから。これだけでも、ものすごく疲れました。 翌日は、修理屋を呼んで車のドアを開けてもらい、仕事終了後は、すべての用事をキャンセルしてスペアキーを作りました。もっと早く対応しておけばよかったんですけどね。
はいはいまたね、といった感じでしょうが、今回はちょっとスケールが違いました。 ちょうど出勤直前、電気が一度消えかかって、また点いたり、いや~な動きだなあと思った途端にバスッとすべての電源が落ちました。 すでに出勤時間なので、駐車場まで降りて行くと、住民と警備員が口論をしてます。何かと思うその前に、アパートの玄関からもくもくと立ち上がる煙が目に付きました。 どうやら、アパート全体に電気を回している地下メインケーブルが焼け落ちたようです。 漏電が怖いという話はたびたび耳にしていたのですが、実際に煙が出ているのを見たショックは大きいです。
通勤途中にさっそく対策を考えて、今回は少なくとも1週間は電気無しの生活になるだろうということで、まずは冷蔵庫の食糧を処分する計画を立てました。 ロウソク生活も何回か体験しているので、もう半ばあきらめて職場からアパートに戻ると、玄関前に大穴が開けられています。 まるで市街戦でロケット弾の攻撃を受けた跡みたいです。覗きこんでみると、電気ケーブルは完全に切断されていました。 さっそく冷蔵庫の食糧処分を始めようと思ったところ、突然、冷蔵庫のモーター音が響きました。 驚いて下まで降りてみると、壁に穴を開けて、電線を強引につないで、アパートに引き込んだようです。 コードもむき出し、これは危ないだろうと思いましたが、まあ電気も来たので見なかったことにしようと部屋に戻りました。
1週間電気無しを覚悟していたので、電気があるだけで、こんなに幸せになれるとは。思わず、ちょっとぬるくなったビールで乾杯してしまいました。 驚くべきはその後の処理、翌日夕方、アパートに戻ると穴の埋め戻し作業を始めていました。 もう19時近かったので、何日か工事するのかと思ったら、翌朝には何もなかったかのように、コンクリートもタイルも修復されて、電線は別の場所に埋められていました。 この国の恐ろしいところは、とにかく故障・トラブルはしょっちゅう起こるので、その応急措置だけはものすごく素早いのです。 もちろん根本的な問題解決は行わないので、次にはもっとすごいトラブルが起こるのでしょうが、今回の玄関修理も、実質2時間もかけないで終わらせてしまったはずです。
これは半年以内には必ずまた、もっと大規模な事故が起きるでしょう。アパートが燃え落ちることも考えて、逃げ出すルートも考えなければ。 こちらの部屋は、ガラスに鉄格子が付いているので、窓から逃げられないのですよ。本当にもう、いやになっちゃいますねえ。
波状攻撃は続きます。電気が壊れたと思ったら、次はガスコンロが使えなくなりました。 これはプロパンの中味がなくなったのかなと、マーケットに持って行ったところ、ガス補充は5,000ナイラかかるとのこと。 すでにリサーチして、相場は3,000ナイラということは聞いていたので、交渉しましたが、相手もまったく譲りません。 仕方なく、一度引き下がって、今度は運転手に交渉してもらいましたが、結果は変わらず。 時間ももったいないので、外国人価格でガス補充をしました。
さて、ここからが恐ろしい話。 このプロパン、1階の屋外に置いてあって、そこからガス管が3階まで引かれています。 さっそく試運転しようと、管をつなげてもらったところ、コンロの火はつきません。 これはまいったと、警備員と運転手と3人で原因を考えたところ、あっけなく問題が見つかりました。 どうやらこのプロパン、雨ざらしになっているので、ガス管のゴムの劣化も激しく、大きな穴が開いていて、すでに随分前からガス漏れしていたようです。 だから、ガスを補充しても3階までガスが来ないのです。 よく考えてみると、ずっとガス漏れしていたけど、屋外だったので問題にはならなかったということです。電気も怖いが、ガスはもっと怖い。
この日は、穴のあいた部分だけ切り落として、暫定的に管をつなげて、どうにか3階までガスは来るようになりましたが、電気と同じように、放っておくと次はとんでもないことになりそうです。 また一つ恐怖が増えました。 実はこの晩、信じられないことがもう一つ起こったのです。 これは洒落にならない話なので、翌週の状況を踏まえてお知らせします。 暗い話ばっかりですみません。
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