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試練はまだまだ続きます。 こちらの電気製品が壊れやすいというのは何度もお話していますが、いくらなんでも新品買ってすぐに壊れることはないと思いますよねえ。 ところがところが、ここでは何が起こるかわからない。 まずはオフィス用に、これも散々探してみつけた、電圧安定器付き延長コード。 私は調達担当でもありますので、事務用品も自分で注文します。 (日本のように事務機屋さんに電話してすぐ届けてくれるということもないので、ボールペン1本から買い出しに行かなければいけません。) この延長コードは、オフィスのものがすぐに壊れたので、5000ナイラ(日本円で3000円程度)の高いものを購入したのですが、職場で携帯電話の充電機を差したら、わずか数分で充電サインが消えました。 ずいぶん早く充電が終わったなあと思ったら、違うのです。 わずか数分でこの延長コードは、壊れてしまったのです。 信じられな~いという話ですが、新品を買って最初から使えないこともたびたびあるとのこと。 おまけに、レシートを持って行って交換を頼んでも、まったく受け付けてももらえないらしい。 悔しいので、この延長コードは休日にでもばらばらにして、再生できるか試してみます。
さて次にご紹介しますは、写真のトースター。 結構有名メーカーの製品ですが、朝食のトーストを焼いてOK!と思ったら、翌日には壊れていました。 まだ手あかもついていません。 朝食にトーストは食べたいので、仕方なく、前に住んでたお姉さんが残していったトースターをその後は使ってます。 電気製品だけでなく、部屋の電球も次から次へと切れます。 キッチンの蛍光灯もつかなくなったので交換しようと思ってがたがたいじってたら、いきなりまたつきました。う~ん、忍耐か。
アパートの不具合はすでにお話したとおりですが、まとめて修理をお願いしたものの、土曜の朝7時に本当に来るか半信半疑でいたところ、不動産屋が4名の修理屋を連れて、10分前に到着しました。 (かなりの驚き!!) 4名の内訳は、エアコン修理屋2名、水道管工事屋1名、大工1名というメンバーです。 各自、持ち場について一斉に作業を始めました。 まずは大工、キッチンシンクの引き出しを直しています。 手早い作業でとりあえず直したものの、引き出しの滑りが悪く、ぎしぎしいうので潤滑油を差したい模様。 こっそり覗いていたら、何とキッチンの洗剤を勝手に使って、引き出しのローラーにつけてるじゃありませんか。
油ならまだしも、洗剤を使うか??とどうしようかと思いましたが、前に住んでたお姉さんが残していった、スプレー式潤滑油があったのを思い出して持って行ったところ、この大工、にっこりわらって使い始めました。 自分で持ってこいよと思いつつ、次のエアコン工事の作業を覗きにいきました。 エアコンなので、当然壁の高いところについてますが、脚立くらい持ってきたかと思ったら、何と、リビングにあった、小さなテーブルを重ね始めました。 人の物を勝手に使うなと思いましたが、一生懸命やっているので、ここは我慢。
ばちばち火花飛ばしながら作業しているので、危ないと思い、電源の元(ブレーカー)を切ったらと提案したら、うんうんとうなずいて、ブレーカーを切りに行きました。 プロなんだから最初から切って作業しろよ、と思いつつ、次が心配なので、この日の作業の最難関、水道管工事を覗きにいきました。 作業内容としては、バスルームとキッチンの水漏れ及び洗面所の修理、洗濯機の設置になりますが、バスルームと洗面所の修理はあっという間に仕上げてしまいました。 大変な作業が洗濯機の設置。 バルコニーに置いてよいかと聞かれたので、OKと答えたものの、どこから水をとるのか、ひょっとしてバケツで水を入れるのかと不安に思っていたところ、バルコニーにあるトイレから水を引くつもりのようです。 でもどうやってやるのだろうと考えていたところ、突然ガンガンガンとでかい音が。 驚いたことに、トイレの壁を壊し始めたじゃありませんか。
そんなに簡単に穴があくものかと思っていたら、あっけなくあいてしまいました。 次は、トイレの水道管のバイパスを作るため、キッチンでパイプの加工を始めました。 何か焦げ臭いと思ったら、ビニール管を温めて曲げています。 どうやって加熱するか見てたらビックリ、紙切れに火を付けて、炙っているじゃありませんか。 部屋の中で焚き火するなよと思いましたが、器用に左手に炎、右手にパイプを持って、曲げています。 この技はすごいと感動さえ覚えました。 しかしながら、キッチンの床は灰だらけ。まあ仕方ないか。
ということで、皆さん一生懸命作業をしてくれて、修理のほうは7割方終了しました。 不動産屋を含めた全員の様子を、パソコン打つふりして、その後も見ていたのですが、どうやら各修理屋の作業量が違うのでもめている模様。 特に大工は、簡単な作業しかなかったので、あっという間に終わってしまい、部屋でごろ寝を始めました。
おいおい、床で寝るなよと思ったら、不動産屋も退屈して、勝手にリビングのじゅうたんの上で寝始めました。
もう勝手にしろと思いましたが、その内、寝るのにも飽きた大工が不動産屋に早く帰りたいと文句を言い始め、とりあえず水道管工事屋を残して、みんな退散することになりました。 その時間が午前11時。4時間の作業でした。 水道管工事屋はその後も作業を続け、午後2時までやってましたが、結局部品が足りないということで、キッチンの水道が使えない状況で放置したまま、月曜日の朝7時に来るという約束をして帰って行きました。 皆さん一生懸命作業してくれましたが、いろいろ興味深い仕事ぶりでした。 しかし、水道管工事屋は本当に月曜日に来るのだろうか。 なにせ、キッチンの水漏れは前よりひどくなったので、かなり不安なまま、彼の後ろ姿を見送ったのでした。
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