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10月25日土曜日、法事のために日帰りで浜松へ。朝5時半起きだったので、朝飯代わりに東京駅の「駅弁屋  祭」で7時50分ごろ駅弁を買うことにした。

 凄い混雑で新幹線に乗り遅れそうになったが、奮発して一関・斎藤松月堂の「平泉 うにごはん」(1980円)を購入。ウニは気仙沼産(宮城県)なのだが、製造は岩手県一関。

 それはいいのだが、この包装に印刷されている「平泉」と言うのは何なんだ?必死に調べてみると、駅弁に敷き詰められたウニが平泉にある中尊寺の金色堂を思わせるから名付けられたのだという。

 生だったらそんな感じだろうが蒸しウニだから金色に輝くというわけにはいかない。それはともかく空腹だったこともあるがアッという間に食べてしまった。

 イクラも味付け茎ワカメも錦糸卵もゴボウも美味い。ご飯は茶飯とのことだが分からなかった。

  それにしてもこれを前に食べた時には1500円ぐらいだった記憶があるが、調べてみると前は弁当の形は正方形で2020年5月の時点では税込み1300円。その後1360円、1500円などを経て現在1980円。なんと5年で50%高。

 法事とは言え、旅行ではあるので小生の財布の紐も緩んだということかな。しかし駅弁が2000円する時代になるとはな。

 ロシアのウクライナ侵攻が主因ではあるがデフレを脱却してインフレに突入してみると、デフレの方が良かったというのが、庶民の偽らざる実感なのではないのか。

(2025.11.14「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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