あけましておめでとうございます。
昨2023年私が見て聞いたコンサート&オペラのベスト10をまとめた。
2023年に鑑賞したコンサート&オペラは年間58回。うちオペラ映画2本、孫に同伴した子供向けコンサートが2回。なお2020年は21回、2021年52回、2022年52回だった。
以下ベスト10
◆1.音楽大学学生オーケストラフェスティバル
プロのオーケストラを差し置いて音楽大学オーケストラによるコンサートの感動が群を抜いて大きかったので、正直に3つのコンサートをまとめて1位にした。
今年の音大オーケストラのレベルは例年に比べて格別に高かった。
・藤岡幸夫指揮国立音大オーケストラ:ショスタコーヴィチ交響曲第10番 (12.17)
・迫昭嘉指揮芸大オーケストラ:チャイコフスキー交響曲第5番 (11.4)
・秋山和慶指揮洗足学園音楽大学オーケストラ:ショスタコーヴィチ交響曲第5番(12.3)
◆2. ノセダ指揮N響:ショスタコーヴィチ交響曲第8番(6.17)
まさに指揮者のノセダが鬼になって、N響を率いた凄演。
◆3.マケラ指揮:オスロ・フィル:シベリウス交響曲第2番、第5番(10.24)
若い俊英を信じたオーケストラがなし得た圧倒的な名演。否定的評価も出始めているが、やはりマケラは疑うべくもない才能だ。特に第2番。
◆4.カーチュン・ウォン指揮日本フィル:マーラー交響曲第3番(10.13)
日本フィルはインキネンに代わる首席指揮者に素晴らしい新進を選んだようだ。
◆5.キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィル:リヒャルト・シュトラウス交響詩「英雄の生涯」(11.25)
ベルリン・フィルサウンドを久しぶりに満喫。とくにシュテファン・ドールのホルンに痺れた。
◆6.上岡敏之指揮新日本フィル:ブルックナー交響曲第8番(3.26)
◆7.小林研一郎指揮日本フィル:ベートーヴェン交響曲第9番(12.27)
◆8.ミンコフスキ指揮都響:ブルックナー交響曲第5番(6.26)
◆9.ノット指揮東京交響楽団:ブルックナー交響曲第1番(10.21)
◆10.新国立劇場 大野和士指揮:ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」(11.18)
◇次点:ソヒエフ指揮ウィーン・フィル:ブラームス交響曲第1番(11.12)
◇次点:高関健指揮東京シティ・フィル:プッチーニ「トスカ」(11.30)
(2024.1.6「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
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