もう1月も15日になった。なんかやり忘れていたと思ったら、昨年のコンサート&オペラベストテンをまとめるのを忘れていた。
昨2022年のコンサート&オペラを実際に視聴したのは52回(うちオペラ映画METライブビューイング3回、子供向けコンサート同伴1回)。久しぶりに50回の大台を超えた。
オペラは、有力海外歌劇場の来日はまだなくて、新国立劇場で見た10作品のみ。
◆1位ネルソンス指揮ボストン交響楽団(サントリーホール)
マーラー交響曲第6番 ※右の背景画像⇒
これはこのコンビの底力を知らしめた凄演だった。
◆第2位ティーレマン指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団(オペラシティコンサートホール、写真上掲)
ブルックナー交響曲第7番
「ドイツの音」を感じさせたカリスマ指揮者による圧倒的な名演
◆第3位マケラ指揮パリ管弦楽団(サントリーホール)
ドビュッシー「海」
ストラヴィンスキー「春の祭典」
やっと天才指揮者のマケラが聞けた。久しぶりに聞くパリ管弦楽団のエレガントな音に興奮。
◆第4位上岡敏之指揮読響(サントリーホール)
チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」
◆第5位デュトワ指揮新日本フィル(東京芸術劇場)
「海」「ラ・ヴァルス」
◆第6位ラトル指揮ロンドン交響楽団(サントリーホール)
組曲「中国の不思議な役人」
◆第7位新国立劇場
ヘンデル オペラ「ジュリオ・チェーザレ」
◆第8位新国立劇場
ドビュッシー オペラ「ペレアスとメリザンド」
◆第9位新国立劇場
ムソルグスキー オペラ「ボリス・ゴドゥノフ」
◆第10位ヴァルチュハ指揮読響(サントリーホール)
マーラー交響曲第9番
◆第10位インキネン指揮日本フィル(サントリーホール)
ベートーヴェン交響曲第7番
◆第10位バティストーニ指揮東京フィル(サントリーホール)
マーラー交響曲第5番
来日有力オーケストラの4つの演奏会に大枚はたいて出かけてしまったが、今回はこれが大当たりだった。
これだけグローバルとかインターナショナルな世界になっても、それぞれのオーケストラには十八番というのがあるのがよく分かった。
なんでもソツなくこなすラトル指揮ロンドン交響楽団はやはり評価が一段低くなってしまった。
新国立劇場「ペレアスとメリザンド」の舞台。
メリザンドは幽体分離する。
オペラは新国立劇場で見た10作品のみだが、未だにコロナ禍による外人の歌手や指揮者のキャンセルが多かったがなかなか充実した上演が続いた。
特に海外の歌劇場と共同制作した大胆な演出の上記7位〜9位の3作品が、従来オーソドックスな演出が多い新国立劇場に新風を吹き込んだ。
第10位は、海外の若手指揮者3人(スロバキア、フィンランド、イタリア)が日本のオーケストラを指揮した見事な演奏会を同率として3つ挙げた。