「windblue」 by MIDIBOX


最近よく池袋に行く。東京芸術劇場にコンサートを聞きに行くのが大半だ。NHKホールが改装中でそのシワ寄せがこのホールに来ているようだ。

 時間によっては、なにか食べて行こうかということになる。

 いい店はないかとスマホを見ていたら、なんと本川越のつけ麺の名店「頑者(がんじゃ)」が東武ホープセンターに出店しているのを発見した!

 東武ホープセンターって、宝くじ売り場のことかと思ったら、東武百貨店が運営する地下ショッピングセンターなのだった!

 まあPR不足だな!宝くじ売り場はあるけどね(笑)。

 そこにはグルメ街というのがあって、このラーメン「頑者」、渋谷の駅そば「しぶそば」、「とんかつ大吉」という注目テナントが入居しているのだった!

 そのつけ麺「頑者」は、TOKYO UNDERGROUND RAMENとワケの分からんサブタイトルが付いている。

 スタンダードなつけ麺が880円。麺の量をS(200g)にするかM(300g)にするかを外国人スタッフから注文時に聞かれる。

 上掲写真はMだ。麺が幾分固めなのが惜しいが(あと20秒)、なるほど「頑者」のつけ麺である。

 まあ合格点の65点を付けておこう。入店は夕方5時半だったが閑散としていた。行列用のロープが張ってあるが昼時は行列ができるのだろうか?

 東京芸術劇場でのコンサートが終わった夜9時に生ビール(350円)を飲みに入ったのが、つけ麺「頑者」の隣にあるこのホープセンターグルメ街の「とんかつ大吉」だ。

 池袋の食べログとんかつランキングでは、清水屋3.56に続いて3.49で第2位の店になっている。

 定食セットから320円引きが単品の値段ということでロースとんかつ並(130g)単品680円を頼む。ピンク色の断面がなかなか見事な揚げ姿である。

 しかし、肉質がモッサリしていて、ジューシーな味わいが皆無。ちょっと残念なロースとんかつであった。

 まあ、この値段なら文句を言うなということなのか。

 まだ「しぶそば」は未体験だが、巨大駅池袋のブラックホールみたいになっている飲食街で穴場のようであり、今後も利用してみようかと思った。

(2021.12.10「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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