「windblue」 by MIDIBOX


コロナウイルスにより母親のいる福島の高齢者施設は面会謝絶、コンサートもオペラもやっていないということになれば、三連休は外出もせず、TVを映画館代わりに7本の映画を見た。

 以下採点。◎は傑作で必見、○は佳作、△は好き嫌いありそう、✖️は駄作で時間の無駄になる可能性大。

 やはり映画の見せ方を知っているタランティーノ作品「ジャンゴ 縛られざる者」が◎。

 でも一番笑ったのは「68キル」。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」はアメリカ映画らしからぬシリアスで重厚な佳作だった。

「デス・レース」と「アドレナリン」はジェイソン・ステイサム特集で期待して見た2本だが、「デス・レース」はカーアクションがまるでつまらなかった。

「アドレナリン」はあまりにも下らないが、情婦役のエイミー・スマートの大熱演に免じて△。

「真・雀鬼4歌舞伎町・博徒通り」は20年無敗のプロ雀士の桜井章一を描いたVシネマ。

 最初分からなかったが、桜井章一を演ずるのは清水健太郎。交通事故と大麻所持と覚醒剤所持と合成麻薬所持の百貨店のような男。

 麻雀の勝ち分の札束を入れた紙袋を共同募金をする小学生にあげたり、財布を置き引きした男(蛭子能収)を見逃してやったり、こんなに甘い男が20年間無敗なんてことあるのかと疑問だった。

 なお桜井章一氏もちょい役(投資詐欺師)で出演している。この投資詐欺師にも清水健太郎は100万円を気前よくあげている。

「タリーと私の秘密の時間」は、この役(妊婦姿あり)のために18キロ増量したシャーリーズ・セロンの役者根性に拍手だが、なんですか、このラストは💢。

(2020.3.27「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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