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「Glidin'」(TAM Music Factory)
by 岸波(葉羽)【配信2026.3.28】
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 ハリー72歳、トント(猫)11歳、ただいま旅行中。

 これは1974年公開、ポール・マザースキー監督『ハリーとトント』のキャッチコピー。

 今週の当番は、カリスマ彰氏です。

ハリーとトント

(C)1974 20世紀フォックス. All Rights Reserved.

 1974年というと、僕やカリスマ彰が二十歳の頃。たしかに当時、話題になった映画だったね。

 孤独な老人のアメリカ横断行を明るくドライに綴るハートフル・コメディだけれど、72歳でアメリカ横断って、バイタリティあるなぁ・・現在、同い年の僕ら、そんなことできるだろうか?(笑)

 

 

◆『ハリーとトント』(1974年 ポール・マザースキー監督 1時間57分)

 負けて墜ちれば泥、勝って驕れば塵。

カリスマ彰 NHKBSで放映されていた映画「ハリーとトント」(1974年 ポール・マザースキー監督 1時間57分)を録画して鑑賞。

 1970年代のいわゆる「ロード・ムービー」の名作はほとんど見ているはずだが、なぜか名作の誉れ高い「ハリーとトント」は見る機会がなかったのか、避けていたのか、今回が初鑑賞。

ハリーとトント

(C)1974 20世紀フォックス. All Rights Reserved.

 これ、日本映画とかTVドラマにありそうなストーリーだから、馬鹿にしていたのではないかな。主人公とほぼ同じ年齢になって見てみようとなったのか(笑)。

 ポール・マザースキー(1930.4.25~1984.6.30)は他に「グリニッジ・ヴィレッジの青春」(1976年)と「結婚しない女」(1978年)があるが、「ハリーとトント」を加えて1970年代に監督した3作が3大傑作のようだ。

  ポール・マザースキー監督

 Wikipediaで見たら、1990年代以降は俳優業をメインに活動していたという。コメディアンがメインだったと思うが(笑)。

 あらすじは以下の通り(Wikipediaによる)

◆『ハリーとトント』(1974年)のあらすじ(Wikipedhiaによる)

 72歳のハリー(アート・カーニー)は、妻に先立たれ3人の子供達も独立しており、マンハッタンのアパートに愛猫トントとともに暮らしていた。

 しかし、区画整理の為にアパートから強制的に立ち退かざるを得なくなり、長男バートの家へ移り住むことになるも、そこに馴染むことができず、娘のシャーリー(エレン・バースティン)を尋ねる為、トントを連れてシカゴへ向かう決心をする。

 

 トントが原因で飛行機にもバスにも乗ることが出来なくなったが、中古車を買い旅を続けることで、様々な人と出会うことになり.......。

 まあ、予想通りの出来栄えで可もなし不可もなし。

 マザースキー監督は、このハリー役にローレンス・オリヴィエとかケイリー・グラントを考えていたというが、両人から断られたという。当然と言えば当然だが、それにしてもだいぶ格落ちの主演になった。

  アート・カー二ー

 このアート・カー二ーという役者は当時56歳。やはり72歳の爺さんという感じからは程遠いし、人相がちょいと悪くて立ちションなんか平気な老人でちょっと品がない。

 文学の教師をやっていたということで詩や小説の一節を独白したり気に食わないことがあると名作のセリフをわめいたりしている。老人ぽくない。

  チョイ役だが、シカゴに住むハリーの長女役のエレン・バースティン(ミシガン州出身)は芝居が上手いなあ。

ハリーとトント

(C)1974 20世紀フォックス. All Rights Reserved.

 主人公を演じてアカデミー主演女優賞を獲った「アリスの恋」は「ハリーとトント」と同じ1974年の公開だが公開はちょっと後の1974年12月。

 ニューヨーク、シカゴ、アリゾナ、ラスベガス、ロサンゼルス、サンタモ二カとアメリカを縦断して、サンタモニカでハリーは死んだ愛猫トントそっくりの猫に出会って幕となる。哀しさはあまり感じない。

 

 ハリーが出会う様々な人々がむしろ主人公なのかもしれない。そのあまり感傷的でないところがイイのかもしれない。

 

/// end of the “cinemaアラカルト519「映画「ハリーとトント」をこの歳で初鑑賞」”///

 

(追伸)

岸波

 主演のアート・カーニーって、昔、TVの「ミステリーゾーン」にも出演していたね。

 元々は声帯模写の芸人だったけれど、この「ハリーとトント」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。でも、その後は特筆すべき映画もなく「一発屋」ぽい。

 長女役のエレン・バースティンは、記述の通り、同年の「アリスの恋」でアカデミー賞主演女優賞を受賞しているが、僕としては、前年1973年の「エクソシスト」で悪魔に憑依される娘の母親役として記憶している。

 あれから50有余年、ぼくらがハリーと同い年になるとは、感慨深いね。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !

ハリーとトント

(C)1974 20世紀フォックス. All Rights Reserved.

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト520” coming soon!

 

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