驚いたのは、最初に出て来た店の人が「お姉さん」だったことだ。
年の頃は30歳ちょっと前で、アイシャドーを入れて化粧をビシッと決めていたが、こんな場所には似つかわしくない。(掃き溜めに鶴?)
ゴージャスなお姉さん(脳内イメージ:笑)
奥の方からオーナーらしい初老の男性とその奥さんも出て来た。
「いらっしゃい、初めてかな?」
「あ、僕はそうですが、こいつは常連・・ですか?」と背中のカタヨセを指さす。
「あ、いつもどうもね。友達つれてきてくれたんだ」とオーナー。
オーナーは腰が低く、奥さんも娘さんもフツーの人だ(化粧濃いけど)。一安心して緊張が解けた。聞けば、メンツが足りない場合、三人の誰でも加わることができるそうだ。
学生の溜まり場(イメージ)
「おームラカミ、おはよう!」とカタヨセが奥に居た髪の長い男に声をかけた。
彼は、福大の7回生か8回生・・つまり、長く留年して大学にとどまっている人物で、ある意味この雀荘の「主」と言える存在だった。(あーこういう人、ホントに居るんだ?)
奥の方からもう一人出て来た。
「あー来たかカタヨセ。早速やるか?」
と言ったのは、福大の一年生で「ヒデ」と呼ばれる人物だった。どうやらこの雀荘は、流しのプロ雀士が来るような店ではなく、学生たちの溜まり場になっているようだ。
互いの紹介を終え、僕ら4人で卓を囲むことになった。