岸波通信その269「麻雀に明け暮れし日々③」

<Prev | Next>
Present by 葉羽
「SUMMER IN THE ISLAND」 by Music Material
 

◆岸波通信その269
「麻雀に明け暮れし日々③」

NAVIGATIONへ

 

◆「人生を振り返って」シリーズ#68「麻雀に明け暮れし日々③」

 自称”早稲田の麻雀帝王”GOTO君がボロ負けして帰りの旅費を使い込み、建ちゃんの下宿に居候していた頃、仙台への「通い」だった僕は最初の夏休みを謳歌していた。(大学の夏休みは長い)

 しかし仙台で、麻雀に明け暮れる「爛れた生活」をしていたせいで、三日も麻雀をしないと疼いてくるものがあった。

 そんな時、同じ福島高校から茨城大学に進んだ友人のカタヨセに連絡を取ってみた。

茨城大学水戸キャンパス

(現在の姿)

「お前さあ、麻雀出来る? 卓を囲める仲間とか居ないの?」と僕。

「おうキシナミ、久しぶり! 仙台の様子はどうだ? 麻雀・・もちろん覚えたよ・・てかダンスよりハマってる(笑)」とカタヨセ。

 驚いたことに、カタヨセは茨大のソーシャル・ダンスクラブに入部し、練習に励んでるということだ。どちらかと言えば「堅物」だった彼には意外な趣味だった。

  茨ダン(現在のメンバー)

「で、メンツを探してるのか? だったらオレと一緒に「宝雀荘」に行かね?」とカタヨセ。

「宝雀荘!?」

 仙台でもたまに雀荘に行って卓を囲むことはあったが、フラリと雀荘に入って知らないメンツと卓を囲むのか?何かコワイ。

 当時流行していた麻雀漫画などを見ると、フリーの雀荘と言うところは「流し」のプロ雀士が跋扈していて、素人から金を巻き上げる恐ろしい場所だと思っていた。

  昔の雀荘(別の店/雰囲気はこんな感じ)

「メンツなら心配するな。福大の学生たちが来てるから、そいつらとやればいい」

 ・・なるほど、同じ大学生同士なら大ごとにはなるまい。カタヨセの誘いに応じて「宝雀荘」へ行ってみることにした。

 「宝雀荘」は、当時「福ビル」があった北側裏通りのバラック街にあった。看板はたいそう年期が入ってる感じで、ドアを開けて入るとタバコの煙が充満していた。

昔の「福ビル」

(昭和32年当時)

←福島市のシンボルだった。

 驚いたのは、最初に出て来た店の人が「お姉さん」だったことだ。

 年の頃は30歳ちょっと前で、アイシャドーを入れて化粧をビシッと決めていたが、こんな場所には似つかわしくない。(掃き溜めに鶴?)

  ゴージャスなお姉さん(脳内イメージ:笑)

 奥の方からオーナーらしい初老の男性とその奥さんも出て来た。

「いらっしゃい、初めてかな?」

「あ、僕はそうですが、こいつは常連・・ですか?」と背中のカタヨセを指さす。

「あ、いつもどうもね。友達つれてきてくれたんだ」とオーナー。

 オーナーは腰が低く、奥さんも娘さんもフツーの人だ(化粧濃いけど)。一安心して緊張が解けた。聞けば、メンツが足りない場合、三人の誰でも加わることができるそうだ。

  学生の溜まり場(イメージ)

「おームラカミ、おはよう!」とカタヨセが奥に居た髪の長い男に声をかけた。

 彼は、福大の7回生か8回生・・つまり、長く留年して大学にとどまっている人物で、ある意味この雀荘の「主」と言える存在だった。(あーこういう人、ホントに居るんだ?)

 奥の方からもう一人出て来た。

「あー来たかカタヨセ。早速やるか?」

 と言ったのは、福大の一年生で「ヒデ」と呼ばれる人物だった。どうやらこの雀荘は、流しのプロ雀士が来るような店ではなく、学生たちの溜まり場になっているようだ。

 互いの紹介を終え、僕ら4人で卓を囲むことになった。

サイ振り

(二度振り)

 いざ卓を囲んでみると、仙台の仲間たちとは違って、いかにも手慣れた感じで、あっという間に「山」を積む。

 さて、緒戦はどうなるのか? 緊張のサイ振りが始まった。

 そんな「宝雀荘」での日々が繰り返される中、やがて大事件が勃発する。

(To be Continued⇒)

 

/// end of the “その269「麻雀に明け暮れし日々③」” ///

 

《追伸》

 今にして思うと、福大のムラカミ君、無事に卒業できたんだろうか?(大学には顔を出していなかったようだが・・)

 髪が長く特徴的な顔立ち(麻雀漫画に出てくるような)だったので、今でもはっきりと面影を思い浮かべることができます。

 もう一人のヒデ君は経済学部でしたが、どちらかというと理系の研究者的な面持ちで「冷静沈着・沈思黙考」を絵にかいたような人物。とても麻雀で勝てる気がしませんでした。(どちらかというと僕は気持ちが顔に出るタイプ)

 ただ、福大の二人とも「女性には縁のないタイプ」だった気がします。(失礼!)

 この雀荘にはやがてもう一人、僕らの同級生ヤスダ君が登場します。この彼がまた面白い人物で・・。

 

 では、また次の通信で・・・See you again !

国士無双13面待ち

(雀士の夢)

管理人「葉羽」宛のメールは habane8@yahoo.co.jp まで! 
Give the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.

To be continued⇒“270”coming soon!

HOME/NAVIGATION/岸波通信(TOP)/INDEX

【岸波通信その269「麻雀に明け暮れし日々③」】
2026.10.21配信

 

PAGE TOP


岸波通信バナー  Copyright(C) Habane. All Rights Reserved.