福島県庁への就職を希望したのは「何となく」だった。それなりに大きなアパレルを経営して苦労したウチの親父は「お前は官僚になれ」とよく言っていた。
「官僚」は別に上級国家公務員という意味ではなく、本来なら「公務員になれ」だろうが、語彙の少ない親父独特の言い回しだったのか、特別な思いがあったのか、今となっては分からない。
公務員の職業(イメージ)
ただ、長男であった僕に会社を継いでもらいたいという気持ちはあったに違いなく、「まずは社会勉強をしてから後を継いで欲しい」という望みだったのだろう。
また僕は僕で、仙台でほぼ同棲状態だった「彼女」と早く結婚したいという思いがあり、遠くへ離れることは避けたかった。(彼女の家も福島市内)
そう・・世間知らずな僕は、「県庁」と言えば福島市内で目の前に見える「福島県庁」の建物で働けると思い込んでいたのだ。(あ~ 何という無知!)
福島県庁本庁舎
大学の仲間たちは、4年生になると「滑り止め」を含め二枚腰・三枚腰の就職活動を始めたが、僕は一切の民間受験をせず福島県庁一本で臨んだ。
これもまた、これまでの高校受験・大学受験と同様、「自信があった」訳ではなく単に「天真爛漫」なだけなのだが・・。(自分はつくずくラッキーマンだと思う)