| HOME | NAVIGATION | INDEX |
 
<前のラーメン道 | 次のラーメン道>
 

  BGM "夢日和" by My WORLD

 

 
今回登場するメンバー
岸波岸波女将カリスマ彰
 

Our Way of Ra-a-men-2/ 353Rio

岸波岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!

 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!

 “愛ゆえにラーメンを捨てられないもう一人の男”が、またまたやって参りました。

 もちろん、あのカリスマ彰氏でございます。

らぁ麺 さわ田

(吉祥寺)

 今回の訪問は、吉祥寺の『らぁ麺 さわ田』。

 でも、そこで食べてるうちに色々と考えてしまって・・(笑)

ということで、ラーメン道、もういっちょー!

line

 

1 らぁ麺 さわ田! Rio

武蔵野市民文化センターでコンサート(4月25日土曜日18時開演19時45分)を聞いた後、バスで吉祥寺北口へ。

 「いせや北口店」で飲んだ後、ラーメンが食べたくなって南口へ移動。駅前からすぐの「らぁ麺   さわ田」で食べることにした。

らぁ麺 さわ田

(吉祥寺)

 かねてから注目していた店で初入店。食べログ評価は3.58。平均(3.5)以上だが、なかなか微妙な評価である。2021年3月19日の開業。カウンター8席だけの小さな店だ。

 

 「鴨と大山どり  鴨だし中華そば」900円を自販機で選んだ。もう21時近くて、先客は1人だけ。

 平日と日曜日は11時から23時、金曜日、土曜日は11時から25時までのいずれも通し営業だ。店長とホール係の女性の2人体制。着丼までは10分ほど。

鴨だし中華そば

(らぁ麺 さわ田)

 またまた「マタオマ」(「またおまえかい」)である。淡麗系ではこのマタオマが圧倒的な存在になっている。

 鶏出汁をベースにした淡麗系の源流は「ほん田」(創業地は2008年に開業した東十条で2020年に現在の秋葉原に移転)なのではないか。「ほん田」の完成度が一歩抜けていると思うのだ。この「ほん田」の模倣店はなぜか、「〇〇田」というネーミングが多い。

 この「らぁ麺  さわ田」は、運営はファイブグループのB級グルメ研究所で、プロデュースは現在「らぁ麺   はやし田」がメインブランドのINGSだ。2006年に新宿で創業者の青柳誠希・現社長が「煮干中華そば鈴蘭」を創業、2009年法人化、2024年東証グロース市場上場を果たした。運営とプロデュースが違うというのは最近よくあるパターンのようだ。

  INGSブランド

 「らぁ麺   さわ田」のネーミングは、「らぁ麺 はやし田」のプロデュースであることの刻印なのだろう。「はやし田」はINGSのラーメン事業の中核で淡麗鶏清湯ラーメンのパイオニアを謳っているが、なんとなくコピーっぽい感じがする。まあまあ旨いのであるが、コスト計算を感じさせるのだ。

 INGSのラーメン事業には家系の「横浜家系ラーメン みどり」、「日本油党」(油そば)、「鳳仙花」(金目鯛出汁)、「鈴蘭」(創業店の煮干中華そば)、「くろ渦」、「鬼山」、「ふじ松」、「うる寅商店」などのブランドがある。

  「うる寅商店」

 ラーメン事業では最近自社ブランド以外のプロデュースも行っている。ちなみにレストラン事業では「CONA」(ピザ)「焼売のジョー」を展開している。2025年8月期は77億円。社員数356人、パート・アルバイト1184人。2026年8月期はうまく行けば年商100億円の大台到達もあるかもしれない。

B級グルメ研究所

 一方、運営企業のB級グルメ研究所(ファイブグループ傘下)は、この場所で「吉祥寺どんぶり」を展開していたが、閉業に伴いその跡地にラーメン事業への新規参入「らぁ麺  さわ田」を開業した。

 ファイブグループには麺類では大人気店「スパゲッティパンチョ」の展開はあるが、なぜかグループ全体では飲食・居酒屋が主力でラーメンへの参入は全くして来なかった。その先兵役がこの「らぁ麺  さわ田」というわけだ。

   「スパゲッティパンチョ」

 このパターンでもう1件の例が、2022年開業の荻窪南口の「らぁ麵  ふじ田」。運営はホリイフードサービス(本社茨城県水戸市)でプロデュースはやはりINGS「はやし田」。ホリイフードサービスは有名飲食ブランドのフランチャイジービジネスがメインだったが自社ブランドを開発強化中なのだという。

 「はやし田」はどれぐらいのプロデュース料を取るのだろうか。こんなプロデュースが平気だというのが、ラーメンを愛する者からするとエゲツナイと思ってしまう。

 ながながと最近の「資本系」と呼ばれる企業のことを書いて来た。彼らは「儲かればなんでもいい」というスタンス。例えば業界大手のギフトホールディングス(2025年10月期売上高358億円)などは、家系コピーの「町田商店」と二郎系コピーの「豚山」を2大ブランドにしていまだに売り上げを年率20%ペースで伸ばしている。

  ギフトホールディングス

 家系と二郎系が2大ブランドって、どういう企業なんだ。節操がないというか、「儲かればなんでもコピーしてチェーン展開」するのだ。「こだわり」や「ラーメンに対する哲学」や「ラーメン愛」はない。

 対決の構図は「家系」「二郎」の濃厚豚系に対抗する淡麗鶏出汁清湯系の旗手がINGS「はやし田」ということになるのだが、その勢いの差は明らかに思える。

はやし田

(大阪道頓堀店)

 INGS、ギフトホールディングスの新進上場企業に加えて、ラーメン業界では上場(現在は東証プライム)の先達である博多一風堂の力の源(ちからのもと)ホールディングス(2025年3月期連結売上高341億円)、「日高屋」のハイデイ日高(直近年商556億円)、一蘭(同432億円)、リンガーハット(同357億円)、丸千代山岡家(同345億円)、幸楽苑(同277億円)、物語コーポレーション(丸源ラーメンなど。同230億円)、魅力屋(同140億円)、スガキコシステムズ(スガキヤなど。同123億円)などが売り上げ上位企業だ。

 さらに松屋、吉野家(2016年にせたが屋を買収)などの牛丼チェーンの最近でのラーメン市場への参入している。松屋フーズホールディングスは昨年12月に六厘舎、舎鈴などを展開する松富士をなんと91億円で買収すると発表。その他にも丸亀製麺を展開するトリドールホールディングスが姫路発祥の関西で約50店チェーン展開の「ずんどう屋」のZUNDを2017年に33億6000万円で買収している。

  「ずんどう屋」

 1杯1000円の壁が崩れて、とにかくさまざまな勢力が「ラーメンは儲かる」と市場に殺到していて、とんでもない乱戦模様になっている。いわゆる個人商店がメインだったラーメン業界も「資本系」が雪崩を打って参入しているのだ。

 そのエゲツなくマーケティングされコスト管理されたまあまあ旨いラーメンと哲学があってラーメン愛に満ちた本物のラーメンをちゃんと峻別しなければならないと肝に銘ずるのであった(笑)。

 あ、このブログは「らぁ麺  さわ田」のレポートだったな。スープはまずまず。鴨の味もすることはする。穂先メンマ、チャーシューも問題なし。九条ネギらしいネギも良し。

  麺リフト

 採点(100点満点。70点が名店、65点が名店候補、60点が合格店)は60点ということになるのかなあ。

 「らぁ麺  さわ田」

 でもこの店、なんとなく消えそうな雰囲気が漂っているんだがな。再訪はあるかな。

 

/// end of the “その353「吉祥寺「らぁ麺 さわ田」で
ラーメン業界の「現在」を考える
」” ///

line

 

《追伸》

岸波「またおま」の棒麺とデカ・レア叉焼・・僕の嫌いなものが漏れなく入っているので、特にコメントはない。

 むしろ、姫路濃厚豚骨の『ずんどう屋』の方が旨そうだな(笑)

 それと『スパゲッティパンチョ』は大盛り無料なんだろ? 画像検索したらトンデモないナポリタンが出てきた(↓)

 

 これで500円って書いてあったけど、ホントかな?(「釣り」か?)

 

 では、次の「新・ラーメン道2」で・・・See you again !

お店の場所

(らぁ麺 さわ田)

eメールはこちらへ  または habane8@ybb.ne.jp まで!icon    icon
Give the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.

 



Copyright(C) Habane. All Rights Reserved.

   

PAGE TOP