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  BGM "夢日和" by My WORLD

 

 
今回登場するメンバー
岸波岸波女将カリスマ彰
 

Our Way of Ra-a-men-2/ 290Rio

岸波岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!

 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!

 “愛ゆえにラーメンを捨てられないもう一人の男”が、またまたやって参りました。

 もちろん、あのカリスマ彰氏でございます。

さん式

(錦糸町)

 今期のご紹介は錦糸町の人気店『さん式』。

 煮干しに背脂、イカの煮干しに塩辛までぶち込んでしまうというラーメン屋なのだが・・これって「ジャンク」じゃないの?(笑)

ということで、ラーメン道、もういっちょー!

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1 さん式! Rio

最近、よく錦糸町に出掛ける。ここにあるトリフォニーホールでコンサートを聞くためだ。池袋の東京芸術劇場が改修工事に入ったために、トリフォニーホールでの公演が増えたようだ。

  トリフォニーホール

  かつて錦糸町はは都内有数の歓楽街と言われたものだが、正しくは墨田区一の歓楽街と言い換えるべきだろう。これは主に南口だ。それも2019年に、丸井に加えてパルコができたことで南口にも若者が来ていると言われている。

 一方北口は再開発地区になっており、錦糸町公園の南側に、2006年複合施設「オリナス錦糸町」が完成している。ショッピングモールもあってこちらにも若者が来ているようだが、賑わいは今ひとつ。

  オリナス錦糸町

 東京の中心が西へ西へと移っていく中で、墨田川を越えた墨東地区に若者は住もうとしないのだろう。しかし独特の味わいがある街なのが、昭和世代にはよく分かるのだ。

 また錦糸町はラーメン激戦区とも言われている。平均以上(食べログで3.5前後)のラーメン店が10店近くある。

さん式

(錦糸町)

 そうした中で最近大注目されているのが北口の「錦糸町中華そば さん式」(食べログ3.67)だ。錦糸町駅からは7,8分。オリナス錦糸町のすぐ裏にある都営アパートの1階にある飲食街の1店だ。

 煮干、背脂をウリにしている店のようだ。店に入るとちょっとイカのあの匂いが鼻を突く。休日などは行列が出来ている日もあるらしいが、この日は八分の入りだった。

 

 自販機で最上の左端の「イカと煮干しの中華そば」1200円を選択。1200円という価格設定にまずびっくり。

 後で調べるとイカの煮干やスルメ、イカのイシル(魚醤)などをメインに使った出汁のようだ。

  イカの煮干

 12、3分ほどで着丼。空腹だったので白めし(150円)も注文した。

 ドロドロのスープだ。え、これが3.67の評価なの?はっきり言って旨い!と言えるようなスープではない。好き嫌いが分かれるというよりも、これが好きな人はごく少数だろうと思う。

イカと煮干しの中華そば

(さん式)

 チャーシュー、シナチクは普通だが、味玉が黒ずんでいて長い時間漬け込んでいるのが分かる。

 具材で驚かされたのが、写真で丼の左上の生姜の載った塩辛!何を考えているのか?塩辛の載ったラーメンは他にあるのだろうか?

 これはライスに即移動。桃屋の塩辛っぽいのだが(笑)、たまに食べると旨い(笑)。

 麺は低加水の中太のストレート麺。煮干の中華そばはほとんどこのタイプだ。菅野製麺所製だ。この麺は旨い。

  麺リフト

 しかし、ドロドロのスープが前述したように複雑過ぎる味の上に量が少なくて、すぐまぜそば状態になってしまう。

 周りにはこのイカ煮干中華を頼んでいる客はほぼいない。店主はイカ煮干の伝道師なんだろうか?

 なお、店名のさん式というのは、三食に1回はラーメンを食べて欲しいという願いを込めているらしい。

 本来は「三食」なのだが、修行先が「麺屋 ねむ瑠」(文京区)だったので、漢字は1字にしようということで「さん式」になったのだという。

 だから「さんしょく」と読むのだそうだ。よく分からん(笑)。

 

 なんかいろいろ面倒臭い店のようである。しかし、食べログだけではなく「東京・ラーメン・オブ・ザ・イヤー」のTRY賞なんかも受賞しているのだ。

 私の採点(100点満点。65点が合格点。60点が平均展)は58点。あまりに評価が高いので、もう一度来て「イカ以外」を注文してみるかな。

 

/// end of the “その290「錦糸町の「さん式」のイカ煮干の中華そばにはビックリ!」” ///

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《追伸》

岸波あ、これは僕には無理だ。そもそも「ラーメン」食べてる気になれない(笑)

 しかしナンだなぁ・・こういうラーメンが「賞」を取るってことは、選者自身がこういうタイプのラーメンを食べ続けた世代なんだろうな。

 文化や伝統が時代と共に変わって行くのは仕方がないが、せめて僕らが生き残っているうちは、昔ながらのあっさりラーメンは消えないで欲しい。

 若年層の「舌」自体が、毒々しいくらいの味付けをしないと判別できなくなって来てるんじゃないのか? ぢつに心配だ。(うむむむむ・・)

 

 では、次の「新・ラーメン道2」で・・・See you again !

お店の場所

(さん式)

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