Our Way of Ra-a-men 142
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
先日、ケイコと一緒に市内大笹生辺りをドライブしておりましたら、ふと目に入った『道の駅ふくしま』。
あれ、もう開業したんだっけと思いながら、ちょっと寄って行こうと考えました。
しかあしっ!! m9っ`Д´)
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道の駅ふくしま
(福島市大笹生) |
周りをぐるぐる廻るも、駐車場の入口に柵が張りめぐらせてあり、入場できない。うむむむむ・・。
もしかすると、まだ始まってない?
←(早く気付けよ!)daddy
結局、オープンは一週間後という事が分かり、僕らは「ええい、このままにしてなるものか!」とリベンジを心に誓ったのでありました。
そして!! さあ、今日こそ先週の悔しさをバネに、思いっきり喰いまくってやると、再び大笹生へ向かったのであります。
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 道の駅ふくしま!
改めて考えてみますと、「そっか、福島市には今まで道の駅が無かったんだ・・」と。
いやいや「道の駅つちゆロードパーク」とか、東北高速道沿いの「道の駅安達」とか、中央自動車道沿いの「道の駅伊達の里りょうぜん」とか市の周囲にはあるのですが、「ふくしま」を冠した近場の道の駅だけは無かった。
そして「道の駅ふくしま」は、最近流行りのドッグランなども併設されたかなり大規模な施設であることも判明。
しかあしっ!!
今回、足を運ぶに至った本当の動機は、お友達の新聞記者 ShoさんがFacebookに投稿した以下の記事。
Sho 「道の駅ふくしま」
フードコートなら、そんなに待たなくても食べられました!
大笹生カリーって書いてあるけど、お店の人も『カレー』って言ってますけど!😃 |
んまそう~! ٩(ˊᗜˋ*)و
こりゃ、もうハー、居ても立ってもいられませんわな!
で、これもFacebookのお友達 かねこ恵美さんが4月の21日、プレ・オープニング・セレモニーに出ていた写真もしっかりチェック。
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プレ・オープニング・セレモニー
(4月21日) |
グランド・オープンは4月27日(水)ということだが、場内施設はすべて稼働しているということで、僕らは4月23日の土曜日に向かう事にしました。
天気は生憎の曇り空。それにも関わらず、見えてきた「道の駅ふくしま」の駐車場は既に満杯の気配?
道の駅ふくしまの駐車場が・・(4月23日)
いやいやいや、コレって停める場所あるんかな?
整理員さんが進入路止めて、大周りの一方通行を指示してるわ・・。
とまあ、30分ほどかかりましたが、ようやく駐車場へ誘導され、我々は道の駅の中へ。
しかし、施設内は大勢の客が詰めかけて、すでにイモ洗い状態。
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場内の混雑
(道の駅ふくしま) |
えっと、フードコートは・・と?
あったー! ・・けど、凄い行列!
最後尾って、こんな後ろかよ! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
いやぁ、でもさ・・せっかくここまで来たんだものね。これも思い出の一つと言うことで意を決し、並びましたよ最後尾。
しかも、我々の後ろには次々と新たなお客が並んでくる。
苦節30分。ようやく僕らの順番が廻って、券売機の前へ。
あれ?
ラーメンが全部「×印」に変わった?
すいませ~ん! コレ、ラーメンは買えないんですか~?
いまちょうど、スープが切れちゃって時間かかります。
ええええ~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ マイガッ!
やむを得ず、ここでの食事を断念。
夢破れて、表のベンチに腰を下ろし、ボー然となる僕なのでした。
この世には神もホトケも無いのか・・
2 らーめんほんま!
どうする? この近くだと『雪むろ』の蕎麦があるけど。
あれ? あんなところにラーメン屋さんあったっけ?
ん? どれどれ・・。
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らーめんほんま
(福島市庭坂) |
『雪むろ』に向かう道すがら、ちょっと奥まった感じの場所に「ラーメン」の幟が見える。
駐車場には一台も車の姿が見えないが、店には「ほんま」というノレンと”いらっしゃいませ”の看板が。
ものはついでだ。ここまで来たんだから試してみるか。
ということで車を滑り込ませ、店内へ。
店主 いらっしゃいませ~♪
店の奥の方から若い店主さんの声が聞こえる。どうやら、この店は彼が一人でハンドリングしている模様。
とりあえず、入口に近いテーブル席に陣を張る。ケイ子は、ちょうどやっていた『鎌倉殿の13人』の再放映が見える側に。
後ろで『鎌倉殿の13人』が・・
まずはメニューという事で、テーブルの上にあったお品書きを見る・・。
テーブルの上
どことなく殺風景なテーブルの上。そっか、割り箸の数が少ないんだ。そして、テーブル胡椒など、あるべき調味料も置かれていない。ティッシュなども。
あれは爪楊枝と唐辛子。・・唐辛子??
で、お品書きらしきプレートを手に取る。
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お品書き
(らーめんほんま) |
メニューはラーメンの醤油・太麺(750円)と塩(800円)の二種類だけらしい。
なぜか塩の横に紙が貼ってある。おそらくこの流れだと「太麺」とか「細麺」とかだったのだろうが、その下には「※細麺もあります」と書いてあり、どうして紙を貼る必要があったのか謎だ。うむぅ・・。
まあ、今日はお試しだ。醤油の太麺と塩の細麺で行ってみるか?
ラジャー (''◇'')ゞ
店主が奥の調理場から出てくる気配が無いので、そこまで足を運んで注文を告げる。
いったいこの人、誰も居ない調理場で何をやってるんだろうか? う~むぅ・・。
3 塩ラーメン!?
僕らが座っている入口付近のテーブルの前には、居酒屋の「窓」のようなものがあるが、ビニール幕で封鎖されている。
きっと昔は居酒屋で、ここから女将さんとかがお銚子を「はいどーぞ」とかやっていたのだろう。(今は誰も居ないが)
カウンターの向こうの「窓」
で、逆側を見てみると、座敷のようなスペースが。
奥には座敷?
しかし、何と言っても目につくのが、この紅白格子模様の不思議な引き戸。覗いてみると、座敷の中の戸もすべてこのセンスで統一されている。
鬼滅の刃の炭治郎みたいだね。
~とケイコが言うが、むべなるかな。
この紅白格子といい、封鎖された「窓」といい、姿の見えない店主といい、どことなく落ち着かない。まるで異世界に足を踏み入れたようだ。
おまっどさん!!
ぅわ、ビックリした!
ということで、音もなく忍び寄り、突如出現した店主が供する醤油ラーメンがこちら。
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醤油ラーメン
(らーめんほんま) |
(ほぅ・・見た目はフツー)
でも、「太麺」という割には、そんな太くもない感じが。いや、ビミョーに太いかな?
続けて、ケイ子の塩ラーメン(細麺)がこちら。
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塩ラーメン
(らーめんほんま) |
(え? 塩なのコレ?)
スープの見た目は、むしろ醤油より黒っぽい。
麺は、たしかに先ほどの太麺と比べれば細くなっているが、まあ、フツーの麺だ。
きざみ生姜をドンと投入したところがオリジナリティなのかな。
この塩ラーメンが塩ラーメンらしくない原因はすぐに判明する。
塩ラーメン
これ、アレよねー カツオ節粉がたくさん振りかけてある。
うむ、確かに一時流行した”後乗せ節粉”のようだ。それにしても、醤油ラーメンよりスープを黒くする節粉の量って・・。
さて、僕の方はどうなんだ? 早速、食べてみよう。
醤油ラーメン
ぬるっ!
残念ながら、スープの温度がぬる過ぎる。その割には麺がヤワヤワで延びている感じ。
決して”バリカタ麺”が好きなわけではないが、延びた麺はそれ以上に困りものだ。
で、なんだろう、このスープ。まるでシナモンとか西洋香辛料を色々とぶち込んだような不思議なテイスト。簡単に言うと「雑味」がある。
どうやら、ケイ子の方も同様だったらしく、半分以上残してしまった。
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醤油と塩ラーメン
(らーめんほんま) |
もったいないので、残りは全部僕が平らげたが、結構ツライものがありました。
それにしても、店主は店の奥でナニやってたんだろうね?
私のトコからは全部見えてたよ。ずっとスープの寸胴をかき回してたの。
え!? 美味しくなーれ、美味しくなーれみたいな?
スープって煮出した上澄みを取るのよね。アレじゃアクまで一緒クタよ。
ええ~ コレってなんかの罰! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
いや~ いろんな流儀があるものの、ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その142 「らーめんほんま」” ///
《追伸》
道の駅ふくしまのラーメンが食べられなかったのは非常に残念でした。しかも僕らの直前でスープ切れ。
その時点で「今日はツイてない」のを自覚すべきでした。
「らーめんほんま」のお兄さんは、ちょっと変り者の師匠にでも付いたんですかね、マナーも含めて、かなり変わっている感じ。
ただ、帰り際に「ごちそうさまでした!」というと、「ありがとございましたー!」と何度も何度も言ってくれました。悪い人じゃないんだな。
誰か”目利き”さんにしっかりと指導してもらえば、伸びしろはかなりあると思う。(若いしね)
道の駅ふくしまのすぐ近くだし、これから、流れたお客さんがどんどん来ると思う。
是非、頑張ってほしいなぁ。
では、次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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