Our Way of Ra-a-men 112
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
前号でご紹介した通り、カリスマ彰から「麺庄とらぁめんたけやとどっちが旨い?」とのお質しがありましたので回答編です。
答えは「麺庄の僅差勝ち」です。
←(早いな!)daddy
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らぁめんたけや
(福島市駅前) |
「麺庄」は基本米沢系の老舗ラーメン。「らぁめんたけや」は中通りを中心に若手店主がスクラムを組んで頑張っている"福島ラーメン組っ!獅子奮迅隊"のメンバーで、性格がかなり異なります。
もっとも僕はしばらく誤解していて、ココは以前栄町にあったラーメン屋「たけや」が移転した店か息子が後を継いだ店だと思っていましたが、どうやら違っていたようです。
店主の鴫原氏は18歳で福島を出て横浜・広島で修行をし、31歳の時に福島へ戻って開業した人物とのこと。
駅前店舗は上掲の写真の通り昭和を感じさせる趣ですが、これは以前「食堂みちのく」が営業していた建物を改装し2013年の10月にオープンしたもの。
「麺庄」については、以前「あきんどう」時代に記事を書いているので、先日久方ぶりに再訪した「らぁめんたけや」についてご紹介いたしましょう。
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 らぁめんたけや!
・・つーことで、たけやのラーメンを確認しに行かなくちゃならないんだ。
いってらっしゃーい!
いやいやいや、ケイコも一緒じゃなきゃ!
私はどっちかと言うと和食の方がいいのよね・・。
だけど、ラーメンは現代日本を代表する食文化だよ。
何を言ってるの。「和食」は世界遺産になったのよ。
ええ~!! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
・・・と、たちまち意見が一致し(汗)、我々は仲良く「らぁめんたけや」へと。
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らぁめんたけや
(福島駅前) |
まだ11時半ということもあり、周囲には人影も少なく。
店の真ん前まで来ますと、たけやの赤ノレンが。
赤ノレン
2013年秋のオープンなのでちょうど6年目くらい。6年目くらいにしては「た」の部分が、かなり年季の入った感じになっております。
←(みんな、手をキレイにしてから入ろうぜ!)daddy
と、入り口の脇にメニューの立て看板。
アップで見てみると・・・
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立て看板
(たけや) |
(ひぇ~ チャーシューがデカっ!)
オープンして間もなく来店した頃は、たしかもっとフツーのラーメンだったような。ここもまた進化の途中なのでしょう。
下の方には『学生ラーメン¥500』の文字も。福島駅前のラーメン屋は昔からこの「学生ラーメン」がありました。懐かしい。
その右側にあるのは「福島ラーメン組っ!」の店舗キャラクター集。
加盟店ごとに名前付きの萌えキャラが設定されているのです。
萌えキャラ
赤ノレンをくぐって店内へと・・。
わぁ~お! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
外からでは窺い知れなかったのですが、なんと店内は満席!!
立って順番待ちする人たちまで。
(もしかすると、かなりの人気店になってるのか・・?)
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店内の様子
(たけや)
←人を写さないように撮影。 |
しかも厨房の上には、大きなスズメバチの巣が!
たしかに縁起物とは聞いたけれど、あれって女王蜂にあやかって「子孫繁栄」の縁起ではなかったか? ・・ま、「商売繁盛」も似たようなものか。
←(似てないっつーの!)daddy
我々も入り口付近のかすかなすき間を見つけて順番待ち。後から次々と入り口の引き戸が開くけれど、店内の混雑を見て、あきらめて帰って行く。
(間違いなく相当な人気店だな・・。)
2 本日のご注文!
ふと入り口の横を見ると、何やら店主と女将さんが背の高い人物と写った写真が。
謎のツーショット
どこかで見たような顔という気もしますがよく分からず、辺りを見回しても説明書きは無いので謎のまま。なんか悔しい。
謎のタヌキ
その下の方には造花を入れたトックリとタヌキの置物が。
タヌキはが腹に付けている盾には『RFL RAMENTAKEYA since2013』の文字。
たしか『RFL』はガン患者支援運動のリレー・フォー・ライフの事ではないかと思うものの、別に募金を入れるコインスロットも見当たらないし、なぜここにあるのか不明。
(うむぅスズメバチの巣といい謎の多いラーメン屋だな・・。)
女将 次にお待ちのお客さん、奥の席へどうぞ!
あ、はいっ!!
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店内の様子
(たけや)
←人を写さないよう撮影。 |
一斉にお客が帰ったため、僕らも奥の方の席にご案内。
ふと調理場の方を見やると、トンデモナイものを発見!!
それは・・・
ワン・・・
ツー・・・・
スリー・・・・・
コレだぁ!!
「たけやの巨人」
ぶわっはっはっは!!
思わず調理場の中の店主の顔を覗き見ると、これがそっくりだったので二度爆笑。
いやぁ、誰描いたんだよ、この絵!
さて、何にしようかな?
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お品書き
(たけや) |
お!やきめしが付いた「たけやセット」がお得だな。すいませーん、コレください!!
あ、たった今、御飯が切れちゃったんです。すいません。
ええ~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
うむぅ・・残念この上ない。
ねぇ、今のトコの説明って面白いよ♪
ん? どれどれ・・。
『やきめしには、卓上のソースをお好みで。
嫌な時はやらないでください。
10代後半~60代の男女に人気です。』
「やきめしにソース」!? ・・こんなの聞いたことない。もしや特別なソースかと思いきや、卓上にあるのはフツーのウスターソース。謎だ。
しかも「嫌な時はやらないで」って、言われなくてもやんねーよ(笑)
さらに「10代後半~60代の男女」・・・
全部じゃん!(笑)
実に謎の多いラーメン屋・・いや、こうしてはいられない。早く注文しなければ。
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お品書きアップ
(たけや) |
ワタシは「らぁめん」でいいわ。
んじゃ僕は「しおらぁめん」の大盛で。ついでだから「しょうが+100円」も!
承知しましたぁ~♪
3 しおらぁめん!
ここでいつものようにテーブル周囲をチェック。
お品書きの裏にはワリバシとティッシュ箱。そしてテーブルコショウに、何故かウスターソース(笑)
水差しとコップ。
このコップの形がオシャレな感じがする。
ねぇ、あの小ザブって、もしかしたら帯?
小座布団
僕らのすぐ後ろの席が小上がりの座敷になっているのですが、そこに並んだ小座布団を手に取ってみると、まごうことなき金襴の帯生地。
あの女将さんが古着の再利用で仕立てたものかも。
ナンでしょ、コレって・・?
はばき?
壁には割竹の装飾が施してありますが、そこにさりげなくぶら下げられた編み細工。横の紙には「はばき」と書いてある。
「はばき」?
「巾木」だったら壁の床に接する部分に施す装飾板のこと。「ハバキ」なら日本刀の手元の部分を留める金具・・。イマイチわかりません。
ついでにこんなものも。
ホウキ草
はい。コレは「ホウキ草」ですね。竹ぼうきに使うヤツ。しかし、何故ここにあるのか?
(うむぅ、謎の多いラーメン屋だな・・。)
お待たせしました~♪
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らぁめん
(たけや) |
こちらがケイコの(しょうゆ)らぁめん。
別にチャーシューメンとかじゃないのに、肩ロース肉が全面を覆っている。しかもデカイまま!?
このままでは麺が見えないので、ケイコにリフトを所望。
麺リフトぉ!
あ~ やっぱり細い麺。で、ストレート。(変わってないんだ。)
スープは伊達鶏をじっくりと炊き上げて。
おっと、お次は僕のしおらぁめん(しょうがトッピング)だ!
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しおらぁめん
(たけや) |
香りはかなりイイ感じだなぁ。
さっそく食べてみる。低加水のストレート麺がやや固茹でになっている。
まあ、福島ではよくありがちな麺です。
わざわざ会津の小西製麺所から多加水ピロピロ麺を取り寄せて自宅で食べている僕にとっては、やはり残念な気持ちが。
こちらは伊達鶏に加えて魚介も使っているとか。まさにアッサリスープで、僕の好きなタイプなのですが、物足りない。
これも無化調の弱さを克服できてない、よくある無化調ラーメンという感じが。(まだ、マシな方ですが。)
横から
こんなふうにチャーシューを大きなまま載せるのが、最近流行のスタイルですが、実は僕は「食べにくい」と感じています。
ここの「にらしおらぁめん」のように大量の野菜(ここではニラ)で表面を覆いつくすというパターンも流行のものですけれど、麺とスープを基本に置く僕にとっては、ソコどうでもいいんですよね~。(もちろん、麺とスープが良ければ生きて来ると思いますが。)
惜しいなぁ・・。ソッチじゃないんだよな・・。
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店内風景
(たけや) |
で、どうだったケイコ?
そうねぇ「タケヤ」か「麺庄」か・・・・やっぱ「小西製麺」の勝ちっ!!
ケイコのラ~メンか! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
いや~ ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その111 「らぁめん/たけや」” ///
《追伸》
ここは獅子奮迅隊のメンバーなので「福島鶏白湯ラーメン」もあります。
伊達鶏に加え会津地鶏と川俣シャモの「福島三大地鶏」を用いた超濃厚スープ。
これは、その方面(超濃厚スープ)が好きな若者とかには大きな支持を集めているようです。(僕ら年寄りにはキツイですが。)
それから、あの幻の「やきめし」(食えなかったから)も支持者が多いようで、ソースをかけると更に良いという意見多数。
チャーシューの処理も実に丁寧だったので、まだまだこれから美味しくなるラーメン屋さんだと確信しています。
見た目のインパクトじゃなく基本の麺とスープ・・それに尽きます。
そういえば・・お品書きの中に・・・
白飯 (400円) 150円
~と訂正してあったのには笑いました。
これって最初から間違ってたんでしょうね…。
焼き飯(350円:小)より高いし(笑)
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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