弱い人間 (詩:葉羽)
自分の心が
こんなに弱いとは思わなかった
どうせオマケの人生
生きているだけで丸儲けと思っていた
“これでもか”という
不幸に見舞われたけれど
負けるものかと頑張ってきた
周りの人間を
支えなくてはならないと
涙をこらえて強がってきた
一人になりたくて
さだまさしの“無縁坂”を聞いた
“忍ぶ 不忍無縁坂 かみしめる様な
ささやかな僕の 母の人生”・・
こらえていた涙が どっと溢れた
声を上げて とめどなく号泣した
どうして人間は
強くなれないのですか
神様 僕にもっと力を下さい |