最後の単身赴任 (詩:葉羽)
段ボールが積み上がった
城北のワンルーム
これで三度目の会津暮らしが終わる
住めば都と笑いながら
家族に寂しい思いをさせて来た
行きつけになった街裏の「鳥益」
「また来いよ」と大将が握ってくれた手
慣れない仕事に躓いた夜も
この街の灯りと温かい酒に救われた
週末ごとに帰る我が家の灯り
「おかえり」の声に どれほど救われたろうか・・
わがままを言わず支えてくれた君に
少しずつ恩返しをしていこう
さあ
部屋の鍵をかけて福島へ向かう
朝の光の中 深く息を吸い込んだ
さらば 思い出溢れる街よ
残り少ない職業人生に向かって・・ |