その297
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  カミサンの同級会 (詩:葉羽)

「蔵王のコテージで女子同級会なの」
 笑顔で旅立つケイ子を駅に送り届け
 家のドアをバタンと締めれば
 羽を伸ばして さあ僕の天下だ!

 とりあえず冷えたビールと思い
 冷蔵庫開けて固まった
 ありゃ グラスとツマミはどこだ!?
 そういや生協の牛乳配達
 箱に保冷剤を入れるのも僕か!?

 一人きりの部屋に独り言だけが
 虚しく響いて右往左往
 あぁ 自由という名の迷子だよ
 これじゃあ羽の伸ばし過ぎ!

 普段から 何でもできるなんて
 大口叩いていたけれど
 僕の日常は 全部君の手のひらの上
 転がされていたんだと 今さら気づく夜

 夜の十時を回り
 テレビを消したら静まり返る家
 羽を伸ばしたはずなのに
 寂しくてたまらない

 今夜の蔵王の星空は綺麗かい?
 早く帰っておいで 我が家の太陽!

Poem by 葉羽
 MP3 by 音楽の卵 "鳥使い"
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   Photo ”蔵王のコテージ”

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