カミサンの同級会 (詩:葉羽)
「蔵王のコテージで女子同級会なの」
笑顔で旅立つケイ子を駅に送り届け
家のドアをバタンと締めれば
羽を伸ばして さあ僕の天下だ!
とりあえず冷えたビールと思い
冷蔵庫開けて固まった
ありゃ グラスとツマミはどこだ!?
そういや生協の牛乳配達
箱に保冷剤を入れるのも僕か!?
一人きりの部屋に独り言だけが
虚しく響いて右往左往
あぁ 自由という名の迷子だよ
これじゃあ羽の伸ばし過ぎ!
普段から 何でもできるなんて
大口叩いていたけれど
僕の日常は 全部君の手のひらの上
転がされていたんだと 今さら気づく夜
夜の十時を回り
テレビを消したら静まり返る家
羽を伸ばしたはずなのに
寂しくてたまらない
今夜の蔵王の星空は綺麗かい?
早く帰っておいで 我が家の太陽! |