その291
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  スナックの片隅で (詩:葉羽)

 琥珀色のグラスが並ぶ
 スナックの片隅で僕はマイクを握った
 PP&Mの「500マイルズ」が静かに流れだす
 旅人の孤独を歌う
 あの懐かしいフォークソングだ

 その時、カウンターの中で
 グラスを拭いていた君の手が止まり
 長い睫毛の先から涙が零れだした 

 君の心に眠っていた
 どんな記憶を呼び覚ましたのだろう
 遠い故郷の空か・・
 置き去りにした古い恋か・・

 君は慌てて涙を拭い
「煙が目に沁みて」と不器用に笑った
 その強がりが 余計に僕の胸を締め付ける

 誰もがみな 言えない痛みを胸に秘めて
 この都会(まち)の夜に
 身を寄せ合って生きている

 どうか君のこれからの日々に
 たくさんの幸せが訪れますように
 遠い空に祈りを込めて 夜風へと歩き出す

Poem by 葉羽
 MP3 by 音楽の卵 “望み”
  Site Aranged by Habane
   Photo AI生成”スナックの片隅で”

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