駆け抜ける秋 (詩:大和伸一&葉羽)
冷たい北風に乗って 音も無く枯葉が舞う
何やら小さな物が降りてくる 気が付けば蓑虫だった
今年の紅葉は遅れ気味で 褪せた緑と燻んだ葉がせめぎ合う
つい先日まで 収まらない暑さを心配していたが 今はストーブと灯油の心配をしている
重く垂れ込めた空を見上げながら 静かに飲む珈琲も悪くないが 色褪せていく秋は どこかもの寂しい
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