その271
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  柴栗の道 (詩:大和伸一&葉羽)

 起きて空を見上げれば
 抜ける様な青空

 落葉と栗に覆われた旧道を
 乾いた音で踏み締めながら
 ゆっくり走る

 小さな芝栗で炊くご飯が
 一番美味しいと
 母が作ってくれた栗ご飯を思い出す

 湖水浴で賑わった浜も人影は疎
 肌を焼いた陽射しも柔らかい

 一雨毎に秋が深まる
 やはり なんとはなしに寂しい
 歳を重ねれば治ると思っていたが
 少しも変わらない

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by 甘茶の音楽工房 “夢見る街”
  Site Aranged by Habane
   Photo by 大和伸一"柴栗の道"

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