その216
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  ブルームーンの空に (詩:大和伸一&葉羽)

 今宵の月の出は
 眩しいばかりのブルームーン

 遠い昔
 ラダックの月明かりで
 本を読んだことや

 夢か現(うつつ)か
 亡くなった友が
 会いに来てくれたことを
 懐かしく思い出す

 昼過ぎに
 川縁で一息ついていると
 突然 海が見たくなり
 松川浦の九月の海へ

 初めての肌を焼かない夏・・
 海はまだまだ夏模様でも
 山裾では芒が海風に揺れている

 何時もの喫茶店で微睡むと
 瞼の裏では 若い頃の自分が
 波打ち際を走り回っていた

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by 甘茶の音楽工房 "あの日に帰れたら”
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   Photo by 大和伸一「ブルームーン

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