秋の気配 (詩:大和伸一&葉羽)
茹だるような暑さの中 涼を求めて高原へ
雨上がりの稜線に雲たなびき 秋風がススキの穂を揺らす
水際の蜻蛉は凛として動かず 風車の彼方に夕陽が傾く
日々の暑さに気を取られるうち いつの間にか深まりゆく秋・・
街はそこはかと赤味を帯びて 長く伸びた影の上空に 浮かぶ蒼い月
高原で感じた秋の気配を 今、街で感じている
PAGE TOP