その169
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  古い襦袢 (詩:葉羽)

 暮れの寒空の下で
  叔母が天に召された

 コロナ禍の中
  親族だけの寂しき弔い

 死出の旅装束は
  色褪せた古い襦袢

 これは
  お婆ちゃんが亡くなった時
  "私はこれを着て遭いに逝く"と
  お母さんが形見分けを受けてたの
 と従妹が言う

 ふいに・・
  亡くなった祖母の
  面影が蘇り胸が熱くなる

 そうか・・
  淋しくはないよね
  みんなが向こうで待っているんだから

Poem by 葉羽
  MP3 by 音楽の卵 “白い静寂”
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   Photo by 大和伸一”聖夜”

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