その167
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  冬がはじまるよ (詩:葉羽)

 見晴るかす透明な空
 降り積もる落葉に
 秋の名残りが少し

 通り雨が霧に変わり
 色を失った木々が
 幻想的に浮かび上がる

 峠を越えれば
 そこはもう冬景色
 凍てつく水面(みなも)に
 吹きおろしが唸る

 晩秋から冬へ
 また一つ季節が巡る

 静けさが戻った
 山間(やまあい)で凍える夜

 嗚呼、人恋しさよ

Poem by 葉羽
 MP3 by 楽の卵 “紡ぐように”
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   Photo by 大和伸一”並木”

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