冬がはじまるよ (詩:葉羽)
見晴るかす透明な空 降り積もる落葉に 秋の名残りが少し
通り雨が霧に変わり 色を失った木々が 幻想的に浮かび上がる
峠を越えれば そこはもう冬景色 凍てつく水面(みなも)に 吹きおろしが唸る
晩秋から冬へ また一つ季節が巡る
静けさが戻った 山間(やまあい)で凍える夜
嗚呼、人恋しさよ
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