その165
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  駆け抜ける秋 (詩:大和伸一&葉羽)

 満開と思っていた秋桜が
 いつしか盛りを過ぎ
 重く垂れ込めた雲の下
 色褪せた葉は
 雪の季節に向け息を潜める

 稜線の赤い帯が
 山麓まで下がり
 刈り取られた土色と
 金色のコントラスト
 夕焼色の残る空に三日月が浮かぶ

 冷え込んだ朝
 久しぶりに洗車したら
 雨が降り出した

 一気に寒くなった気候に
 木々の葉は
 紅葉しきる前に散って行く

 身体を温めるため
  温泉へと向かう
   束の間の休日

Poem by 大和伸一&葉羽
 MP3 by 音楽の卵 “陽だまり”
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   Photo by 大和伸一”豊穣”

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