こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
その男、伝説の殺し屋。
木曜・金曜と小旅行をして30日夜に帰って来てAmaプラを覗くと、今年4月に公開されてヒットした『SAKAMOTO DAYS』が、ちょうどその日から無料配信開始されていたので視聴しました。
原作は「週刊少年ジャンプ」に連載されている鈴木悠斗の同名漫画。単行本は既に28巻を数えます。
 |
SAKAMOTO DAYS
(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会 |
Amaプラの視聴者評価は4.5/5の高評価。ただし不安だったのが、実写化監督が「あの福田雄一」であったこと。
『銀魂』や『アンダーニンジャ』のように、またまた原作を勝手に茶化して、トンデモ作品に仕上げてしまっているのでは?(うむぅ・・)
さて、その内容は?

命懸けの日常が、はじまる。
映画の冒頭、伝説の殺し屋・坂本太郎(目黒蓮)が大勢のヒットマンたちを相手にド派手なアクション銃撃戦を行っている。
銀髪を片側に垂らしたその姿はまことにスタイリッシュ。敵の銃弾もヒラリヒラリと「見てかわす」圧倒的な強さ。(カッコヨー!)
しかしある日・・彼はコンビニの店員坂本葵(上戸彩)に恋をした。
岸波 ここで福田雄一お決まりのパターン、驚愕の変顔を披露。
 |
SAKAMOTO DAYS
(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
|
そして殺し屋をあっさりと引退、結婚。出産。
幸せな結婚生活の中で・・彼は太った。
太った坂本太郎
ということで、作品の概要とあらすじは以下の通り。
◆『SAKAMOTO DAYS』の概要(映画.comによる)
集英社「週刊少年ジャンプ」連載の鈴木祐斗による大ヒットコミックを、「Snow Man」の目黒蓮主演で実写映画化。引退して個人商店を営む伝説の殺し屋が、愛する家族と平和な日常を守るため戦いに身を投じる姿をコミカルに描く。
かつて「史上最強」と恐れられた殺し屋・坂本太郎は、コンビニで働く女性・葵に一目ぼれして恋に落ち、殺し屋をあっさりと引退する。結婚と娘の誕生を経て個人商店「坂本商店」の店長となった彼は、家族との幸せな日々を送るなかで、かつての面影がないほどに太っていた。そんなある日、坂本に突如として10億円の懸賞金がかけられ、世界中から刺客が襲いかかってくる。坂本はかつての部下であるエスパー能力者シンを相棒に、平和な日常を守るべく立ち上がる。

推定体重140キロのふくよかな坂本と、本気モードになり急激に痩せ細るスマートな坂本という対極の姿を目黒が特殊メイクで演じ分け、本格アクションにも挑戦。坂本の相棒となる朝倉シン役で高橋文哉、坂本の妻・葵役で上戸彩、シンとともに坂本商店で働く太極拳の使い手・陸少糖役で横田真悠、凄腕スナイパーの眞霜平助役で戸塚純貴、殺し屋界の最高戦力「ORDER」に所属する南雲役で北村匠海、神々廻役で八木勇征、大佛役で生見愛瑠が共演。「銀魂」シリーズの福田雄一が監督・脚本を手がける。
2026年製作/128分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2026年4月29日 |
実は、目黒蓮君の作品を見るのは初めて。若い女性には圧倒的な支持を得ているということだが、イケメンではあるけれど菅田将暉や神木隆之介のような「独特の味」が無いので眼中には無かった。
しかし、この坂本太郎役でいきなりの超・変顔披露。これには笑った。
岸波 『銀魂1』で、アイドルだった橋本環奈に「鼻くそほじり」をやらせたりとか、監督の福田雄一はえげつない。
だが、そのシーンを見て目黒蓮という俳優にグッと親近感を感じてしまった。
坂本太郎の「変顔」
思えば、旧ジャニーズ系の岡田准一もずっと「イケメン役」しかやらずに「これでは俳優として大成しないな」と思っていたが、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』のコミカルな演技を見て、180度「好きな俳優」に変わってしまった。
どうも僕は「カッコつけ」が鼻に付く俳優には興味が無いようだ。(笑)
 |
SAKAMOTO DAYS
(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
|
そう言えば、近年のコミカルな「殺し屋映画」には秀作・佳作が多いように思う。今回の『SAKAMOTO DAYS』や『ザ・ファブル』も然りだが、Snow Manの佐久間大介が主演した『ザ・スペシャルズ』も良かった。
もう一つ、むとうひろし原作の『今日からヒットマン』もやたら面白いので実写化を待望していたのだが、実は既に2023年に相葉雅紀主演でドラマシリーズ化されていた。見ていなかった残念である。
岸波 かつて武田真治版の劇場映画も存在していた。
『今日からヒットマン』
しかし、『SAKAMOTO DAYS』のアクションシーンは凄まじい。佐藤健主演の『るろうに剣心』も時代劇としては画期的な殺陣を披露したが、スピード感・臨場感が半端ない。
これはキアヌ・リーヴスが主演した『ジョン・ウィック』シリーズに匹敵すると思っていたら、原作者の鈴木裕人はそもそも『ジョン・ウィック』にインスピレーションを得て作品を描いたとのこと。(なるほど・である)
『ジョン・ウィック』
映画の坂本太郎は組織を抜けたことで、組織から派遣される様々なヒットマンたちに付け狙われることになるのだが、これを演じている俳優たちが実に多彩。
福田雄一一家のムロツヨシ、佐藤二郎はもちろん、小手伸也や加藤浩次、イケメンの志尊淳、渡邊圭祐、さらにSAKAMOTO側の朝倉シン(高橋文哉)、神々廻(八木勇征)、陸少糖(横田真悠)、南雲(北村匠海)等々、まさに綺羅星の如く。
 |
SAKAMOTO DAYS
(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
|
で、原作でもそうだが、実際に主人公視点となっているのは坂本太郎ではなく、エスパー(テレパーシー:読心術)のヒットマン朝倉シン(高橋文哉)であるのがユニーク。
何故かと言えば、坂本太郎は「寡黙な人物」として描かれるのであまり台詞を発しない。その「心を読んで状況を解説する役割」が朝倉シンなのだ。
朝倉シンと坂本太郎
また面白いのが、太っちょの坂本太郎は走ったり格闘したりするとエネルギーが消費され、元のイケメン殺し屋の姿に戻るところ。
だが、格闘が一段落して安穏な生活に浸るとたちまちリバウンドして元の太っちょに戻ってしまう。
すぐリバウンド(笑)
イケメンの目黒蓮が好きなファンにも納得できる造りになっているのだ。(笑)
 |
SAKAMOTO DAYS
(C)鈴木祐斗/集英社 (C)2026映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
|
さて映画の評価だが、福田雄一作品にありがちな「賛否両論」となっている。もちろん「否定」の意見は「ふざけすぎ」という事だ。
彼のギャグは、「同じネタを笑いが取れるまで繰り返す」とか「緊急事態に演技から『素』に戻ってNG台詞をそのまま流す」とか「イケメン・美女俳優に変顔させる」というワンパターンだ。
だから別の作品でありながら、お笑いシーンは全て「画一的」だ。このあたり、いい加減「食傷気味」で、他のネタはないのかとさえ感じた。
スタイリッシュなアクションシーンとコミカルシーンが両方あるのはいいけれど、要はその「配分」の問題だろう。原作は「アクション寄り」なのに福田映画では「コミカル寄り」に改変されてしまう。
でもまあ僕としては、今回は面白かったから「良し」としますか。(笑)
/// end of the “cinemaアラカルト550「SAKAMOTO DAYS」”///

(追伸)
岸波 朝倉シンの幼少期の育ての親、朝倉博士役で津田健次郎が好演しています。
朝倉博士(津田健次郎)
実は彼、僕が今もう一度やっているゲーム『ファイアーエンブレム・エンゲージ』の重要な登場人物のアテレコも担当しているのです。
あの独特な語り口・・聞いているだけで心はゲームの世界へ。(笑)
実にユニークな役者さんで、こういう渋みのある役を演じられるのは彼が「唯一無二」ではないでしょうか。
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
 |
SAKAMOTO DAYS SECRET BAR & CAFE
※「SAKAMOTO DAYS」とのコラボにより期間限定で開店したカフェのイメージ画像
|
eメールはこちらへ または habane8@yahoo.co.jp まで!
Give
the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.
To
be continued⇒ “cinemaアラカルト551” coming
soon!
<Back | Next>
|