こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
魂が、激突する。
映画『キングダム』の第5作「魂の決戦」をケイ子と福島イオンシネマで観てまいりました。
原泰久の漫画『キングダム』単行本を全て購入し、繰り返し読んでいる僕。今回はその中でも最大のスケールとなる「合従軍編」となれば、見逃すわけにはいきません。
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キングダム 魂の決戦
(C)原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会 |
まして今回は、主人公信の同年代のライバルたちや趙国以外の名だたる武将・軍師らも総登場。
今後の「中華」をめぐる大乱の主要人物らが出そろうので、そのキャスティングにも注目。さて、その内容は?

絶体絶命を、くつがえす。
映画の冒頭、前作『大将軍の帰還』のラスト近く、死期間近の王騎将軍(大沢たかお)が飛信隊の信(山崎賢人)に大将軍の鉾を託す回想シーンから。
これでまでの信と王騎の関わり合いが、次々と走馬灯のように。
王騎と信
場面変わって、馬陽の闘いの数か月後。秦と趙は一時的な不可侵同盟を結び、飛信隊は南の楚国境付近の偵察任務に。
ところがそこで、趙の宰相李牧が楚の宰相春申君(斎藤工)と密会する現場に遭遇。
その数か月後、秦以外の六国が次々に領土に攻め込んでくる急報がもたらされる。これはもしや六国が示し合わせた「合従軍」なのか!?
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キングダム 魂の決戦
(C)原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会
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以下、映画の概要とあらすじは以下の通り。
◆『キングダム 魂の決戦』の概要とあらすじ(映画.comによる)
中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政らが織りなす壮大な物語を描く原泰久の人気漫画を実写映画化した「キングダム」シリーズの第5作。秦と六国がぶつかり合う原作屈指の人気エピソード「合従軍編」を映画化する。
馬陽の戦いで秦が大将軍・王騎を失ってから3年。王騎の思いを受け継ぎ、成長を続ける信は千人将に昇格していた。そんな中、趙の宰相・李牧の策略で、秦以外のすべての国が手を組み、総数50万からなる「合従軍」が秦へ侵攻を開始する。
合従軍総帥春申君
首都・咸陽の王宮では嬴政を中心に事態の対応に奔走するが、かつてない軍勢を前に、秦は国家滅亡の危機に追い込まれる。信は同じ若き将である蒙恬や王賁とともに、秦の国門である函谷関へ向かい、同地には麃公、蒙武、騰、王翦、桓騎ら秦を代表する将軍たちが集結する。一方の合従軍は、楚の春申君を総大将に、かつて祖国を蹂躙されたことで秦に恨みを抱く趙の猛将・万極をはじめとする各国の強者たちが集っていた。
迎え討つ秦の将軍たち
信役の山崎賢人、嬴政役の吉沢亮、李牧役の小栗旬らシリーズおなじみのキャストが引き続き出演。蒙恬役で志尊淳、王賁役で神尾楓珠、桓騎役で坂口憲二、春申君役で斎藤工ら豪華キャストが新たに参加した。監督もシリーズ全作を手がける佐藤信介が続投し、1作目から脚本に参加している原作者の原が、今作でも脚本を手がけている。
2026年製作/134分/G/日本
配給:東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2026年7月17日 |
この作品は全国521館で公開され、これまでのシリーズで最高の興行収入があった第4作「大将軍の帰還」対比で動員124%という好スタートを切りました。
戦いの規模としても、秦国に対し他の六国が「合従軍」を組んで50万の大軍で攻め込むと言う過去最高のスケール。
秦の槍使い王賁(神尾楓珠)
また、主人公信(山﨑賢人)と同年代の秦国のホープたち、王賁(神尾楓珠)と蒙恬(志尊淳)も登場し、秦の国門「函谷関」で全軍対峙するなど見どころも満載。
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秦の知将蒙恬(志尊淳)
(C)原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会
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それにしてもこの『キングダム』、現在の日本を代表するトップスターたちが顔を揃える様は壮観。
間もなく放映開始される大型TVドラマ『VIVANT』の第二シーズンも華やかな共演陣が話題ですが、それを二回りも三回りも凌駕するスケール感があります。
VIVANT/第二シーズン
加えて、原作の登場キャラを演じるのに「この人しかいない」と思わせる見事なキャスティング。
信(山﨑賢人)や嬴政(吉沢亮)は勿論の事、山の王楊端和(長澤まさみ)、怪鳥王騎将軍の大沢たかお、武神龐煖の吉川晃司、趙の三大天李牧の小栗旬など、原作のイメージピッタリです。
武神龐煖(吉川晃司)
新登場武将では、王賁(神尾楓珠)と蒙恬(志尊淳)のほか、桓騎将軍の坂口憲二や「三秒出演」で話題となった楚の第二将媧燐(三吉彩花)など。
三吉彩花から「上から目線」で見下されるとゾクゾク・・って、まさに媧燐そのもの(笑)
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楚の第二将媧燐(三吉彩花)
(C)原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会
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秦軍20万が50万の合従軍を迎え撃つ「函谷関」の城壁表現がまた凄い。この時代の実際の函谷関は(諸説あるが)約20メートルとされるが、それを映画では原作の60メートルとして表現。
原作で描かれた「函谷関」
撮影のために数十メートル規模の大掛かりなセットを実際に構築したとのこと。とんでもない労力と資金が投じられたことでしょう。
函谷関の「全貌」シーンでは、CGで補足して60メートル規模に見えるよう合成された。なお、前漢時代に再建された函谷関は66メートルと更に巨大なものだった。
僕らより一日早く映画を見たGINさんは、「今回はあまりに話が盛り上がって終わり。消化不良と言うかモヤモヤと言うかね」と書いていましたが、今回描かれたのは緒戦の飛信隊vs万国軍まで。
趙の将軍万国
『KINGDOM』の中でも屈指の合戦シーンとなる合従軍編はまだまだ先があり、僕自身も「どの辺まで描かれるのかな」と思っていましたが、緒戦で終わりとなるとあと「2本」くらい続くんじゃないでしょうか。
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キングダム 魂の決戦
(C)原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会
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なにせ、本当のクライマックスは「函谷関」ではなく、そこから李牧が密かに精鋭を引き連れて南の「間道」を抜け、首都咸陽に迫る「蕞(さい)攻防戦」になるはず。
その前段では、秦の猛将麃公(豊川悦司)が趙の武神龐煖(吉川晃司)に倒される一騎打ちがあり、兵士の居ない最後の守城「蕞」に嬴政(吉沢亮)が自ら乗り込んで住民と一緒に抵抗する絶望的な戦いが描かれるのですから。
なお、主題歌は米津玄師の「夜鷹」。サッカーワールドカップのテーマ(NHK)「烏」も彼でしたが、やはり重要なコンテンツに欠かせない人物となりました。
米津玄師の「夜鷹」
演出、キャスティング、カメラワーク、テーマ曲、どれをとっても一級品。早くも次の「続編」が観たくなりました。
/// end of the “cinemaアラカルト536「キングダム 魂の決戦」”///

(追伸)
岸波 現在、漫画『KINGDOM』の最新刊は79巻。秦に対抗する韓は既に滅ぼされましたが、宿敵李牧がいる趙は未だに健在。つまり79巻(雑誌連載中も入れると約80巻)にして倒したのはまだ1/6。
これ、いつまで続くんだろうという思いと、作者が丈夫なうちに完結して欲しいという気持ちが去来します。
作者が亡くなってからも継続している『ゴルゴ13』や『ベルセルク』は明らかにパワーダウンしたし、作家が長期療養の末「完結編」が出た『テラ・フォーマーズ』は無理やり収束させた感じだし、あんなふうにはなって欲しくないなぁと。
『ベルセルク』
それと、宿敵李牧に対する作者の思い入れがハンパじゃないことも伝わってきます。最初の主敵であり現在も主敵のままなんですよ。
史実では、秦に倒されるのではなく自らの暗君に誅殺されるのですが、その死を描きたくない雰囲気(李牧愛!)がアリアリ。
趙の三大天 李牧
もし反乱を起こして王になっていれば、彼が中華統一を成し遂げて中国は全く違う歴史を歩んでいたかもしれませんね。
さて、次回作は多分、同時撮影しているはずなので、そんなに待たなくとも公開は近いかな。
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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キングダム 魂の決戦
(C)原泰久/集英社 ⓒ2026映画「キングダム」製作委員会
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