こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
スタローン vs 記憶喪失の凶悪犯
これは、2019年公開シルベスター・スタローン主演作品『バックトレース』のキャッチコピー。
今週のcinemaアラカルトは、カリスマ彰の当番です。
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バックトレース
(C)2018 GEORGIA FILM FUND 64, LLC
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今回は、あまりにも酷すぎて、カリスマ彰が暇つぶしにでも見てはいけないと警報を鳴らす三作品。具体的には以下。
◆『バックトレース』(2018年 ブライアン・A・ミラー監督 1時間36分)
◆『コンティニュー』(2020年 ジョン・カーナハン監督 1時間40分)
◆『インセプション』(2010年 クリストファー・ノーラン監督 2時間28分)
ではカリスマ彰、お願いします。
岸波さま 教えている大学が春休みになって、久方ぶりに「暇つぶしにでも見てはいけない映画」を3本も見てしまった。読者の皆様に警告しておきたい。
『取扱厳重注意!暇つぶしにでも見てはいけない映画を3本ご紹介!』
(※タイトルプレートに入りきらないので、タイトルは少し短くした:葉羽)
◆『バックトレース』(2018年 ブライアン・A・ミラー監督 1時間36分)
スタローン vs 記憶喪失の凶悪犯
まず、定番の「記憶喪失もの」。
映画「バックトレース」(2018年 ブライアン・A・ミラー監督 1時間36分)はかなり酷い出来だ。
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バックトレース
(C)2018 GEORGIA FILM FUND 64, LLC
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とくに劣化激しいシルベスター・スタローンの刑事はウロウロと何やってるのか。
またサッパリ弾が当たらない銃撃戦もお笑いレベルだ。
◆『バックトレース』映画.comの解説から引用
シルベスター・スタローンが、記憶喪失の強盗犯を追う刑事役を熱演したクライムアクション。刑事サイクスは被害額2000万ドルの強盗事件を捜査するが、犯人は仲間割れして殺し合い、唯一の生存者マクドナルドも記憶を失ったため未解決に終わる。7年後、マクドナルドが収容先の病棟から脱走したことを知ったサイクスは、FBIと共に再捜査に乗り出す。一方、過去の記憶を全て失っているマクドナルドに、ある3人の男女が協力を申し出るが……。
マクドナルド役に「フルメタル・ジャケット」のマシュー・モディーン。「デッド・シティ2055」のブライアン・A・ミラー監督がメガホンをとった。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。 |
◆『コンティニュー』(2020年 ジョン・カーナハン監督 1時間40分)
∞の時を駆けろ――
新感覚マッチタイプSFアクション!
最近見た「死んでも死んでも生き返ってしまう」という定番のタイムループ映画は、題名もズバリ「コンティニュー」(2020年 ジョン・カーナハン監督 1時間40分)。
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コンティニュー
(C)2019 Georgia Film Fund 72, LLC All Rights Reserved
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ちゃんとタイムループの原因を解決していない中途半端感をなんとかしてほしい。
え、この悪ボスはメル・ギブソン!
これも劣化激しいなあ。
◆『コンティニュー』allcinema ONLINEの解説から引用
フランク・グリロ、メル・ギブソン、ナオミ・ワッツの豪華共演で贈るタイムループ・アクション・コメディ。目覚めた瞬間から次々と命を狙われ、死ぬと再び同じ朝に戻る死のループにハマった主人公が、死ぬたびにレベルアップしながらタイムループの謎を解き明かすべく奮闘するさまを描く。監督は「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」のジョー・カーナハン。
元デルタフォース特殊部隊員のロイは、朝目覚めた瞬間らか謎の殺し屋集団に襲われ、どんなに巧みに切り抜けても最後には必ず殺されて再び同じ朝に目を覚ます、そんな不条理な1日を何度も繰り返していた。殺されるたびに少しずつレベルアップしていくロイは、やがて科学者である元妻からタイムループに関する重要な情報を得ると、この死のループを抜け出すべく、敵の襲撃をかわしつつ真相へと迫っていくのだったが…。 |
◆『インセプション』(2010年 クリストファー・ノーラン監督 2時間28分)
お前の頭に侵入する。
取扱厳重注意の3本目の映画は「インセプション」(2010年 クリストファー・ノーラン監督 2時間28分)。
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インセプション
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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実は私がこの映画を見るのは3回目だ。
もしかしてこの世評高い映画を理解できないのは、単純に私がアホなだけではないのかと謙虚な気持ちで3回目を見てみたのだ。
そうしたらこの映画のアホらしさ加減がやっと分かったのだった。
「夢の夢」というフレーズがよく出てくるのだが、よく考えてみれば、「考えても意味のないこと」あるいは「デタラメ」ということなのである。
そんなデタラメに2時間28分も付き合うことはないのだ。
それをもっともらしく、理屈をつけて正当化しようとするこの映画監督はまさにクリストファー・ノータリーンだ!
もう映画を撮らせてはいけない!
◆『インセプション』allcinema ONLINEの解説から引用
空前の大ヒット作「ダークナイト」でセンセーションを巻き起こしたクリストファー・ノーラン監督が自ら書き下ろしたオリジナル脚本を、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙はじめ豪華キャストを起用し、壮大なスケールで映画化したSFクライム・アクション超大作。相手の夢の中に入り込み、潜在意識の中の価値あるアイデアを盗み出す一流産業スパイの男を主人公に、彼と彼のスペシャリスト集団が夢の中で繰り広げる最後にして最も危険なミッションの行方を、複雑かつ巧みなストーリー展開と驚異の映像で描き出していく。
他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す企業スパイが活躍する時代。コブは、この危険な犯罪分野で世界屈指の才能を持つ男。しかし、今や国際指名手配犯として、またこの世を去った妻モルの殺害容疑者として逃亡の身となってしまい、大切なものすべてを失うこととなっていた。そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。成功すれば、再び幸せな人生を取り戻すことができる。しかしその依頼とは、これまでのように盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった。かつてない危険なミッションと自覚しながらも、これが最後の仕事と引き受けたコブは最高のスペシャリスト集団で立ち向かうべく、すぐさまメンバー探しを開始。やがて、相棒のアーサー、“設計士”のアリアドネ、“偽造士”のイームス、“調合師”のユスフ、そしてサイトーを加えたメンバー6人でターゲット、ロバートの夢の中に潜入するコブだったが…。 |
/// end of the “cinemaアラカルト358「暇つぶしにでも見てはいけない映画3本」”///
(追伸)
岸波
確かに前の二本は酷いね。批評サイトでも点数が付かない評者が居るくらいだ。
二つ目なんか、かつてヒットした『ハッピー・デス・デイ』の焼き直し・そのままじゃないか。
で『インセプション』だが、これは結構楽しめたんだけどな。
夢の各階層で互いに関連しながら同時進行するサスペンス、ディカプリオの亡くなった奥さんが最下層で出てきた時には、どうなることかドキドキした。
まあ、彰はSFが得意じゃないしな。僕も文芸作品が得意じゃないから五分五分ということで(笑)
では、次回の“cinemaアラカルト2”で・・・See you again !
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インセプション
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
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