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「River」(Scrubbling Midi)
by 岸波(葉羽)【配信2007.8.12
 

◆この記事は作品のストーリーについて触れています。作品を実際に楽しむ前にストーリーを知りたくない方は閲覧をお控えください。

 こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。

 おとぎの国のバトル・ロイヤル!
 次の王様は誰だ!?

 今回のcinemaアラカルトは、ドミニク嬢による「シュレック3」とまっさん命の小柴君による「眉山」の二本立てです。

 いずれも早い段階で原稿をもらっていたのですが、あれこれ取り込んでおりまして、アップがこんなに遅くなってしまいました。

 二人ともゴメンね。

 ~ということで、今年の5・6月頃の気分に置き換えてお読みくださいませ。

シュレック3

シュレック3

(C(C) 2007 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 一方の「シュレック」ですが、第一作目であこがれのフィオナ姫と結ばれ、第二作目で彼女の父親のハロルド国王にも認められて幸せな結婚生活を送るかに見えました。

 しかぁしっ!

 それでは、この物語が終わってしまう(!)ということで、またも大問題が持ち上がります。

 なんと、ハロルド国王の容態が悪化して、シュレックに次期国王の要請が。

 しかし、国王になんかなりたくないシュレックは大慌てです。

 さて、その顛末はどうなりますことやら・・。

 それでは、まずドミニク嬢、お願いします。

 

 こんにちは、ドミニクドミニクです。

 「シュレック3」は6/30日から公開でしたが、試写会でいち早く観ました。

 シュレック2で、めでたくシュレック(日本語版の声はダウンタウンの浜ちゃん)と結婚したフィオナ(声は藤原紀香)。

 長靴をはいたねこに竹中直人。ロバ。

 お姫様の声も、大沢あかねちゃん(大沢親分の孫)。

 オアシズの光浦靖子、大久保さん…豪華メンバーが揃っています。

シュレック3

シュレック3

(C(C) 2007 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 始めは、シュレック(緑の怪物)が大阪弁なのが合わないかな?と思ったのですが、浜ちゃんの声は優しいので、最後の方では納得しました。

 3ということで、1・2の公開時は子供向けかな?と思ってパスしていたのですが、大人が見ても素直に笑えて面白かったです。

 前回のシュレック2で、チャーミング王子が、「シュレックだよ~」とフィオナを騙そうとしていたのですが、騙しきれず王位をのっとれなかったので、シュレックを恨んでいました。

 3は、かえるに変えられた王様(フィオナの父・ハロルド)が死んで、シュレックかフィオナが王位を継ぐことになります。

シュレック3

シュレック3

(C(C) 2007 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 でも、もう一人の王位継承者であるアーサーを探しあてられれば、森に帰れるのです。

 窮屈な王としての生活を捨てて森に帰りたいシュレックが、アーサー探してくるから~と旅立って居ない間に、チャーミング王子がおとぎ話の悪者と乗り込んできて、遠い遠い国でお姫様を監禁するのですが、フィオナの母が壁を頭で崩し脱出。

 おしとやかなお姫様も黙っていられず、フィオナと組んで「プリンセス5」として戦闘モード。

 このまま優勢かと思いきや、髪長姫が裏切り、チャーミング王子に仲間のお姫様を売ります。

 (いつから、デキてたのか謎)(・・?

プリンセス5

プリンセス5

←戦闘モード!

(C(C) 2007 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 一方、チャーミング王子という名前だけ王子さまらしい、あくどい王子は、シュレックが登場する劇を作って練習。

 冒頭のシーンよりコストが掛かっている舞台で、今回も国の住民に笑われます。

 シュレックはアーサーを庇って逃がします。

 それに気付いた弱虫だったアーサーは、シュレックが、やられる!と思ったとき、助けに来てくれます。

 最後は、アーサーが王様になって、シュレックは森に帰ります。

 今回も、おとぎ話の登場人物が面白おかしく登場しているのが見所だと思います。

 シュレックとフィオナの間に2人にそっくりな子供が3人生まれたり、もしかして4もあるかもしれないです。

シュレック3

シュレック3

(C(C) 2007 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

 7月はハリーポッター(シリーズ5作目)もあるので、妻夫木聡さんのファンのドミニクとしては、「憑神」をまず観なくては。

 ささやかな幸せを願ったばっかりに…貧乏神・厄病神・死神にいっぺんに取り付かれるってどうなんでしょうね?

 「パイレーツ・オブ・カリビアン~ワールドエンド~」も観ましたが、ネタバレしそうなので、話さないほうがいいかな~と思いました。

 西遊記も7月始まります。

西遊記

西遊記

(C) 2007 フジテレビジョン・東宝・J-dream・FNS27社

 そろそろ夏休みといえば、福島の「トゥーピース」3周年イベントにハリポタのフェルプス兄弟(ロンの双子の兄)が7月22日やってきます。wサインは6000円。

 夜は福島ビューホテル3階で、「フェルプス兄弟と楽しむバイキング」参加費大人7000円。中高校5000円。小学校4000円。(学生は成人同伴のこと)

 チケットは、「トゥーピース」(福島市黒岩の)福島本店、リオンドール鎌田店内「トゥーピース」で発売しています。

 前回、来日時にヨーカドーに観に行った、ミーハーなドミニク一家。

 遠くで見守るのが大好きなドミニクは参加出来ませんが、興味のある方はイベントに行ってみてもいい経験になるかもしれないです。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

(C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 めざましテレビで、ラドクリフ君が築地でイベントしてたし…。

 8月には、ネビル兄弟も来店も???という情報も追記します。

 本編にも期待です。

 ではまた~ ドミニクドミニクより。

岸波岸波

 ドミニクも最後に書いていますが、実はこの「シュレック」、更にあと二本の製作が決定しています。

 また、アカデミー賞長編アニメーション部門賞に輝いた第一作の「シュレック」と2004年に公開された「シュレック2」は、「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」を演出したのアンドリュー・アダムソン監督がメガホンを取っていました。

 しかし、今回の「3」では、これまで脚本を担当していたクリス・ミラーにバトンタッチしています。

 さすがに、シュレックのストーリー世界を最も熟知している人物だけあって、「3」ではシュレックの心の成長も描いている心憎い演出です。

 さて、お次は「眉山」。

 我らがさだまさし大先生が、2004年に発表した小説の映画化です。

 主演は松嶋菜々子で、タイトルの「眉山」は中国四川省の行政区ではなく、徳島市にある実在の山の名です。

 娘が自分の母親のルーツを探す話ですが、僕は不覚にもその予告編だけで号泣してしまったというイワクツキです。

 それでは、まっさん命の小柴君、よろしくお願いします。

 

まっさん命の小柴

 公開初日の今日、「眉山(びざん)」を観てきました。

 涙が・・・・・・・・・・。

 私の感想(観てもらったほうが早いのですが一応書きます)

眉山

眉山

(C)2007「眉山」製作委員会

 松嶋菜々子さん(河野咲子」役)と宮本信子さん(咲子の母親「河野龍子」役)の演技力は、さすが「女優」さんです。

 涙を流すシーンでは、観てる方も涙があふれてきました。

 特に、阿波踊りのラストの場面で、音がいったん止まり、映像だけのシーン(娘が父を見つける→父も娘を見つける→娘が母の方を見る→父も母を見つける→母も父を見つけるの順でカメラが回る)では涙があふれました。

 (その他にも、シーンがいくつもありました。)

 また、宮本信子さん演じるチャキチャキの江戸っ子「河野龍子」は、まさにはまり役です。

 今回の映画出演は、1997年の「マルタイの女」以来10年ぶりの映画出演だったそうです。

 ということで、昨年の「フラガール」以来、久しぶりに涙を流してきました。

 ちょっと切ない気持ちになりますが、みなさんどうぞご覧ください!

まっさん命の小柴

眉山

眉山

(C)2007「眉山」製作委員会

岸波岸波

 ~ということですが、ちょっと分りづらいかもしれませんので補足します。

 松嶋菜々子さんが扮する咲子は、母(宮本信子)が入院した知らせを受けて故郷の徳島に帰ります。

 母子家庭で育った彼女は、気が強い母に煙たさを感じていたので疎遠なままでいましたが、母の主治医から、母が死んだ際の献体を申し出ていることを聞いて困惑します。

 ある日、母の友人から小箱を手渡され、その中には、死んだはずの父親からずっと送り続けられていた手紙の束が入っていました。

 母の人生と秘められた恋に触れたいと思った咲子は、両親の思い出の場所を訪ね歩くことを決心します。

 そして・・・

 ~というあらすじです。

 どうですか? これだけでウルウルして来ませんか?

 それでは次回、お待ちかねの「トランスフォーマー」でお会いいたしましょう!

 

/// end of the “cinemaアラカルト46「シュレック3」+「眉山」///

 

(追伸)

岸波

 今回、どうしてもこの二編をアップしなければいけなかったワケは、「トランスフォーマー」のアップの前に公開したかったからです。

 ということで、もちろん「トランスフォーマー」も同時並行で感想を執筆中です。

 ところで・・・

 小柴君が「感動した」と言い、ストーリーを知る僕が予告編だけで号泣してしまった「阿波踊りで、咲子が父を見つける」シーンは、最後の写真です。

 この沈黙の演技・・・松嶋菜々子さんは、さすが名女優だと思います。

 

 では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See you again !

咲子(松嶋菜々子)

咲子(松嶋菜々子)

(「眉山」)

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To be continued⇒  “cinemaアラカルト47” coming soon!

 

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