こんにちは。気付けば人生の傍らには必ず映画があった岸波です。
歴史変えちゃいますか?
小栗旬クンの『信長協奏曲(のぶなが コンツェルト)』をケイコと観てまいりました。
『信長協奏曲』は漫画家石井あゆみが2009年から「ゲッサン」に連載している原作を映画化した作品。
2014年に開局55周年を迎えたフジテレビのプロジェクトによって、テレビアニメと実写ドラマ、実写映画の3媒体を同時に展開する企画によって今回の映画化がなされました。
ところがっ!!
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信長協奏曲(のぶながコンツェルト)
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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小栗旬を主演に2014年の10月13日からフジテレビの「月9」枠で放送された実写テレビドラマが、最終回となる第11話の放送において、何の伏線の回収もしないままストーリーをブッツリと中断し「この続きは来年公開の劇場版で」とやったものだからさあ大変。
←(同枠で初の時代劇作品という意欲作だったのに…。)daddy
ネットでは放送終了後から「映画化?ふざけんな!!」、「視聴者を完全にナメてる」、「結局、映画の宣伝ドラマかよ!」と視聴者の非難が集中・炎上する騒ぎとなったのです。
かつて視聴率5冠王を達成したフジテレビは、GP帯で年間視聴率4位に転落。その退潮は目を覆うばかり…。
「笑っていいとも」の打ち切りに伴う後継番組の不振や打倒“情報ライブミヤネ屋”として始まった「直撃LIVEグッディ!」が一度も視聴率4%を超えられずに撤退、不振の「水10ドラマ」も打ち切予定など、やることなすことが裏目。
今回の事件も“泣きっ面に蜂”であったはず。うむむむむ・・。
(信長協奏曲/アニメ)
一方の小栗旬もこのところ主演した「宇宙兄弟」や「ルパン三世」が脚本の悪さによって立て続けに大コケ。ここは何としても同じ漫画実写化作品によって一矢報いたいところ。
ねぇケイコ、観に行く?(どーする?)
私の大好きな旬ちゃんだもの観に行くに決まってるでしょ。
だけどかなりケチついてるし、またコケるかもだよ。
あなたねぇ…信長協奏曲は、信長も光秀も旬ちゃんでしょ。旬ちゃん大盛り、2倍2バイ!よ。行かないワケないでしょ!
えええー! ・・御意でござる。
ということで暗雲立ち込める中、鑑賞に足を運んだ「信長協奏曲/劇場版」ですが、その内容や如何に!?
期待と不安がないまぜのまま福島イオンシネマに出向き、チケット売り場で空席を見せてもらいますと…
ええ~! 超満員!?
さらに会場へ入りますと、カップルや若者グループでぎっしり。あらららら。
どうやらテレビドラマのブッツリ中断に激高した若者たちも、その結末を知らずには居られなかったようでございます。
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信長協奏曲(のぶながコンツェルト)
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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さて、その物語ですが、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップししまった現代の高校生サブロー(小栗旬)が織田信長と出会い、その人相風体が瓜二つだったことにお互いが驚愕。
さらに信長は、ソックリなサブローに対し、自分の身代わりになって織田信長として生きてほしいと要請します。
実は、このお話の中の織田信長は病弱であったため、家中の期待が重荷になってどこぞへトンズラする途中であったのです。
←(「サブロー」は織田信長の実際の幼名です。)daddy
これを引き受けたサブローは持ち前の明るさとリーダーシップを発揮し、尾張統一や桶狭間の合戦勝利など、史実どおりの大活躍。(まあ、いろいろな偶然や誤解がいい方向に働いた結果なのですけれども。)
妻の帰蝶(濃姫:柴咲コウ)や腹心の恒ちゃん(池田恒興:向井理)の信頼も得て、さあこれから天下統一…というところで、明智光秀と名を変えた本来の信長(小栗旬:二役)が舞い戻り、家臣団へ加わります。
さらに勢力を拡大し、上洛から将軍謁見、安土城築城…と進む中で、信長の正体が別人(サブロー)であったことが露見。
腹心の恒ちゃんにまで「偽物は去れ!」と突き放され、一旦は追放されかかるも、光秀(信長)の密命により復帰して元サヤに。何故!?
さあ、後は本能寺…というところで、TVドラマはブッツリ。「この続きは来年公開の劇場版で」・「ええええ~!!!」となったのでございます。
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信長協奏曲(のぶながコンツェルト)
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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~こういう経緯を知らずに劇場に足を運んだので、てっきり映画は映画で冒頭のタイムスリップ事件から描かれると思っておりました。
ところが映画の冒頭では、まだ若き信長(サブローの年齢以前)が落ち武者狩りを行っているシーンが。
信長は敵軍の落ち武者をかくまっているという疑念の元に村落を急襲し、村人を女・子供に至るまで虐殺し火をかけたのです。
その中で一人だけ命を取り留めた少年が物陰から信長の顔を盗み見、「いつか必ず復讐してやる」と怨念の形相。
その後はテレビドラマの放映シーンがダイジェストで流れ、安土城築城にいそしむ信長の姿から本編がスタートします。
冒頭の虐殺シーンで登場した少年。この少年が“影の主人公”であることはお解りでしょう。
少年はやがて今川義元の間者となって、農民から商人になった木下藤吉郎を殺して彼になりすまし、サブロー信長に士官して来ます。
間者…すなわちスパイ。しかし本当の目的は恨みを持つ信長の殺害にあるため、今川義元が倒されて後も信長の元にとどまり、復讐の機会を狙っています。
この“影のストーリー”が「信長協奏曲」の人気とサスペンスを支える大きな要素となっています。
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池田恒興(向井理)
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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さらにもう一つ。
帰蝶の父親であり、信長の舅(かつ宿敵)である斎藤道三(西田敏行)や戦国時代の裏切りの名手(?)松永弾正久秀(古田新太)、さらには信長のボディガードとなる黒人の弥助の3人は、サブローと同様、現代から戦国時代へタイムスリップした人物たち。
タイムスリップした時期は異なるものの、いずれも歴史上の人物のポジションで史実どおりの身の上を送っているのです。
現代を知り、歴史を知っている彼らが、ストーリーの中でどう振る舞い、いかに死んでいくことになるのか(死期を知っているはずなのに)が、大きな見せ場になっています。
実は、サブローがタイムスリップした時には手荷物の中に歴史教科書が入っており、それを読めば史実の進行を理解できたはずなのですが、そもそもサブローは遊び人の高校生。
勉強もしっかりしていなかったので、「本能寺の変」が信長の最後であることを理解しておらず、授業で本能寺の変を起こしたのは誰かと問われた時、てきとーに「アイダさん」などと答えて失笑されており、信長が光秀に殺されることをしらなかったのです。
しかも、その命綱の教科書が何者かに盗まれ、巡り巡って手元に戻った時には、信長に関するページが(斎藤道三:西田敏行)によって破り捨てられていたので、結局身の上を分からずじまい…。
一方、映画の中では安土城築城を進めている最中。サブロー信長と松永弾正(古田新太)がそれを見ている。
松永弾正に「信長はこれから死ぬのに城を作るのは、残される者たちを思ってのことか?」と言われて、頭の中が「?????」となるサブロー。
「分からなかったら教科書をよく見てみろ」と言われ、破られた後のページに「信長の死後」というキーワード見つけてびっくり仰天するのです。
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えっ、オレ死んじゃうの~!?
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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サブロー信長は、妻帰蝶(柴崎コウ)がまだやっていない「祝言」を挙げたいという望みがあることを聞いていましたが、自分の死の運命が間近に迫っていることに動揺し、信長としての生活から逃げ出そうと考えます。
そんなサブローの本心を悟った帰蝶は、実は彼自身が元の信長ではなく、信長になり変った偽物であることにも気づいていました。
でも、自分が愛してきたのは、今のサブロー信長。
サブローが自分との生活を捨てて出て行ったとしても、そのことでサブローが生き永らえることができるなら‥‥。
心の中の哀しみを押し殺して、サブローが出て行くのを気丈に送り出すのです。
…このシーン、泣けるなぁ。
このストーリーでは、生来明るい性格のサブロー信長と達者な共演陣によって、コミカルに進行するのですが、気丈な性格の帰蝶が、時としてへこんだりヘタレなサブロー信長を「ばかなことを言うでない、このウツケ!」と叱咤激励して背中を押すエピソードがちりばめられています。
そんな帰蝶でも内心は不安でたまらない。しかもサブロー信長を心底愛している…。まあ、典型的なツンデレですけれども。
そういう帰蝶とサブローの相対シーンでは何度も泣かされました(映画版でも二回大泣き)。無理して気丈に振る舞う帰蝶を見ていると切なくなるんですね…。
やはり深刻なだけではダメ。笑わせる中に挟む涙のシーン…これがグッと来ます。脚本家、よく分かってますね。
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「このウツケ!」帰蝶(柴咲コウ)
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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先に少し触れましたが、この作品の醍醐味は何と言っても“裏ストーリー”。隙あらばと信長暗殺をたくらむ羽柴秀吉(山田孝之)の暗躍がいつ表面化するかです。
さらに、その秀吉に糸を引かれ、成功したサブロー信長に嫉妬して、いつか信長の座に帰り咲こうとしている明智光秀(小栗旬:二役)。
曲者はそればかりではありません。
帰蝶の侍女である「ゆき」は、実は上杉謙信(ドラマ・映画版では朝倉義景)の放った女忍者。彼女も信長の寝首を掻くチャンスを伺っており、信長と光秀が同じ顔をしていることを知っています。
また、秀吉の弟と称して彼の前に現れた羽柴秀長も正体不明の忍者。忍者としての実力は秀吉を凌ぐほどで、秀吉に挑発的な言動をしながらも付き従っている油断ならない人物。
はたまた、元は宿敵斉藤竜興の家臣であった竹中半兵衛(藤木直人)。眉目秀麗なこの名軍師は、秀吉や秀永の振る舞いに疑念を抱いており、信長と光秀の関係についても怪しいと思っていいます。
(竹中半兵衛:藤木直人)
極めつけは松永弾正(古田新太)で、現代に居た時はヤクザであり、拳銃を持ったままタイムスリップして来ている。イザという時、その銃を使いながら戦国の世を生き抜いて来たのは自明で、できれば歴史を変えて自分自身が天下人になろうと立ち回っているのです。
こうした“ワケアリ”の登場人物たちがそれぞれの思惑を秘め、それがサブロー信長の運命にどのように関わって行くのか…これが、原作者石井あゆみの仕掛けた大からくりで、笑いの中にも緊張感あふれる展開から目が離せない理由です。
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羽柴秀吉(山田孝之)と明智光秀の密談
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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結局、サブロー信長は織田軍団に再び舞い戻り、「戦のない世の中」を実現するために運命に抗う帰蝶と生きて行く決心をします。
戦国の状況は風雲急を告げ、本願寺顕如や松永弾正らが一斉蜂起。
それらの動乱をひと段落させた後、サブローは妻帰蝶のたっての願いである「祝言」を挙げるために、少数の家臣のみを引き連れて上洛します。
祝言の場所…それこそが京都本能寺。
秀吉は今こそ最大のチャンスと見極め、明智光秀をそそのかして兵を向かわせることに成功。自身は、信長を反旗を翻した光秀を討伐するという名目で自軍に告げるのでした。
「敵は本能寺にあり!」
…そう、本能寺の変に関する「黒幕説」には、古来より秀吉陰謀説、家康陰謀説などがありますが、本編では秀吉が子供の頃の怨念を晴らすために絵を描いたことにされています。
で、問題は、サブロー信長の運命がどうなるのかという事。
結論から言えば、サブローは生きて現代に生還します。何故そうなるのかは、このストーリーの最大のシークレットなので触れずに置きましょう。
しかも、現代に生還するのは彼だけではありません…。
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本能寺の変
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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実は、ストーリーの中では一旦死んでしまった斉藤道三や松永弾正、そして黒人の弥助までも、タリムスリップ・メンバーの全員が生還するのです。
帰蝶はどうなんだ?一緒に現代にジャンプするんじゃないのか・とか、現代に生還して帰蝶そっくりの女性と結婚するのでは?・とか、下馬評はありましたが、それは無し。
その代わり、サブローが思いもかけない方法で帰蝶からの「この、ウツケ!」という生メッセージを受け取ることになります。(これ以上は秘密)
ハッピーエンドで終わることに違和感を感じた人も居るかもしれません。しかし、元々この「信長協奏曲」はあまりリアリティを重視していないのです。
一例をあげれば、信長が帰蝶と結ばれて家督を継いだのは18歳の時でしたが、本能寺で討たれたのは信長49歳の年。つまり30年ほどの時が流れるのですが、ストーリーの中のサブロー信長は歳を取りません(そういうメイクもしません)~というか、本能寺の後、現代に帰ると元の高校生に戻っています。
また、秀吉の毛利攻めや本能寺の後の“大返し”もなく、秀吉の部隊は(手先とする)光秀軍の後について本能寺に向かっています。
そもそもタイムスリップという荒唐無稽な設定で始まる物語ですし、高校生信長の軽いノリが戦国の常識とぶつかって意外な展開を産む『価値観のギャップ』を楽しむ物語なので、史実に過度に捉われる必要がないのです。
まあ、少年誌連載ということもあるかもしれませんが…。
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信長と帰蝶
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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結果、大方の予想に反して映画作品は大ヒット。スクリーンに登場してすぐ「スターウォーズ/フォースの覚醒」を抑えて観客動員数一位となり、以後もロングランを続けています。
ドラマで大ブーイングを受けたフジテレビも、このところヒット作に恵まれなかった旬ちゃんも胸を撫で下ろしているのではないでしょうか。
ヒットの要因は、笑いと涙とサスペンスを巧みに組み合わせた石井あゆみの原作の面白さにあるのは言うまでもありませんが、俳優陣の熱演によるところも大きいでしょう。
まずはサブロー信長と明智光秀という全く違ったキャラを演じ分けた旬ちゃんの演技力が一つ。馬上戦闘シーンで熱演のあまり落馬するも、余りに真に迫っているということで、事故シーンがそのまま本編に活用された池田恒興役の向井理クンの熱演がもう一つ。
特筆したいのは、松永弾正役の古田新太の怪演。彼はNHK朝ドラの「あまちゃん」での存在感ある演技でブレイクしましたが、彼の松永弾正と原作コミックの松永弾正を是非、見比べていただきたいと思います。
姿かたちは別物なのに、スクリーンの中での雰囲気は、まさに原作と瓜二つ。実にユニークで演技力のある役者さんだと思います。
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松永弾正(古田新太)
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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それにしても‥‥
最近のドラマや映画って、ホントに漫画原作のものばかりになりましたね。こないだの「バクマン。」や「Orange」もそうでしたし、間もなく上映される「エヴェレスト~神々の山嶺~」や「僕だけがいない街」もそう。(TVは言わずもがな)
それだけ優良な漫画作品が多いという事なんでしょうが、一つだけ困ったことがあります。
それはこの僕がTV原作も含めて殆どの有名漫画作品を読破しているということ。
う~ん…ストーリー展開の意外性も映画の楽しみの重要な部分なんだけどな。
これは贅沢な悩みなんでしょうか。
/// end of the “cinemaアラカルト172「信長協奏曲(のぶながコンツェルト)」”///
(追伸)
岸波
現在、コミックの世界では『信長』に関する三つの作品が連載・刊行中で、いずれもが大ヒットしています。
一つがこの「信長協奏曲」、もう一つが梶川卓郎の「信長のシェフ」、そして宮下英樹の「センゴク」・「センゴク天正記」です。
「信長協奏曲」と「信長のシェフ」は共にタイムスリップもの。「センゴク」・「センゴク天正記」は秀吉の家臣である千石権兵衛を主人公とする物語ですが、こちらは最新の歴史考古学の知見に基づいてリアルに再構成した迫力あるストーリーがウリとなっています。
この三作品とも現在連載中ということで、三者三様の戦国歴史観が味わえてうれしい限り。しかも、いずれもが手に汗握る展開でページをめくる手が止まりません。
これだものなぁ…
昔、ある人が言いました。「自分たちの世代の一番優秀な奴らは漫画界に行って、二番手・三番手辺りが東大に行って政治家とか役人になっている」って。
そりゃあ、漫画が面白くなるワケだ!
では、次回の“cinemaアラカルト”で・・・See
you again !
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帰蝶とお市ちゃん
(C) 石井あゆみ/小学館 (C) 2016 フジテレビジョン 小学館 東宝 FNS27社
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To
be continued⇒ “cinemaアラカルト173” coming
soon!
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