◆創作ストーリー③【忘れない・・・】
この街に出てきてから しばらくの間
僕は彼女と暮らしていた。
アパートは狭く、何もない部屋だったけれど・・・
僕らはとても暖かく、幸せだった。
二人は紅茶が大好きで、
バケットにメープルとJamだけのせたものを添えて
毎日の朝食にしていた。
Tea-Cupからユラユラ昇る湯気が
まるで僕たちのように漂っては消えていった。
いつの間にかに二人とも仕事を覚え
ゆっくりと、そうまるで湯気のようにゆっくりと
すれ違い、互いの存在は
心の中から消えていってしまったんだ。
僕は今更のように思い知っている。
あの何気ない湯気に包まれた時間こそが・・・
とても・・・

二人はとても遊園地が好きで
なけなしのお金をはたいては
良く休日を遊園地で過ごした。
今、僕は冬の遊園地を一人で訪れて・・・
ああ・・・つらいよ・・・
もう、想い出の中に生きては行けないんだ・・・
「忘れない・・・」 by peco
おそろいのマグカップ
食器の数は偶数で
少しの間だったけど
二人笑って過ごしたね
夜明け前の寒い朝
熱い紅茶で暖めた
一個になったマグカップ
今も変わらない部屋だけが
みょうに切ない
一人で過ごす寒い朝
この部屋のあなたのぬくもり
きっと忘れない
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私は高校を卒業すると同時に
あの人の住む街へと向かった・・・
別に行くあてもないし・・・
未来さえもどうでもいいことのように思えた。
ただあの人の居る町へと・・・
あの人へと向かっていった。
えへへへ・・・居座ってしまった。
まるで押しかけ女房だね。
二人で過ごした遊園地・・・
毎朝の紅茶の暖かさ・・・
私は決して忘れない・・・

彼はなんだか仕事に夢中になって・・・
夜勤なんかも始めて・・・
一緒に過ごす時間は
どんどん減っていってしまったの
心がすれ違うようになって・・・
言い争いが増えて・・・
どちらから言うでもなく・・・
彼は、この部屋を出て行ってしまったんだよ
私がもう少し我慢すれば良かったのかなぁ・・・
彼ももっと話してくれても良かったのに・・・
私、変化についていけないほどに馬鹿じゃないよぉ!
想い出をありがとう・・・
私は決して忘れない・・・
【2008.2.2】 by peco&朱雀RS
朱雀RS いやぁ難しい話でしたねぇ・・・
とにもかくにも・・・
変だなぁ・・・女性の方が現実的でさぁ
すぐに忘れられるんじゃぁないのぉ???
いてっ殴るなぁ!!!
はい、話し合うってとても大事だと思うのですよ!
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