好山園の冬 by 葉羽
好山楽翁師匠の好山園の脇を流れる冬の天戸川をなっちヤンが撮った写真です。
綿帽子の岩を縫うように新春の清らかな水が流れて行きます。
この雪解け水が大地を潤し、“命の水”となって森をはぐくみ、動物たちの、そして人間の生命を支えています。
この雪が消えて、新緑に覆われる頃、この川は渓流釣りのメッカへと変貌します。
流れの落ち込みのひとつひとつに岩魚が潜み、虹鱒や山女なども釣れる釣り人垂涎のポイントとなるのです。
渓の周り一面に野菊が清楚な姿を見せる頃、好山園では春の恒例「山菜を楽しむ会」が開催されます。
森の恵み豊かな好山園の周囲は、まさに春の山菜の宝庫。
こしあぶら、たらの芽、こごみ、ふき、わらびなどを採取して、即天ぷらに上げて祝杯片手に舌鼓です。
ほうら、貴方も参加したくなったでしょう?
毎年4月29日の昭和の日に開催されます。(多分ですが)
(photo by なっちヤン「天戸川冬景色」)
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