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 #217 メダルの重み

by 葉羽
Photo :藤波朱理選手
BGM"Please Don't Go" by Blue Piano Man
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◆今から40年前、1984年8月14日付けの朝日新聞に面白い記事が載ったことがある。この年に開催されたロス五輪には、アフリカの小さな独立国からたった一人で参加した選手が自国の旗の後を入場する感動的なシーンがあった。

◆それに触発されたかどうかは分からないが、朝日新聞が掲載した記事にはこうタイトルが付けられていた・・『メダルの重み 意外な国浮上 人口を個数で割ると』・・以下が、その記事から抜粋した表である。

【金メダル1個当たりの人口による順位表】(1984年ロス五輪)
順位 国   名 金メダル数 金メダル1個当たり人口
1 ニュージーランド 8 40
2 ルーマニア 20 113
3 フィンランド 4 121
4 カナダ 10 246
5 米国 83 273
6 オランダ 5 286
7 ユーゴ 7 321
8 西独 17 362
9 豪州 4 382
10 イタリア 14 404
11 スウェーデン 2 417
12 韓国 6 656
13 モロッコ 2 1084
14 フランス 5 1090
15 英国 5 1116
16 日本 10 1186
17 メキシコ 2 3650
18 スペイン 1 3793
19 中国 15 6768
20 ブラジル 1 12681

◆1位になったのは人口(当時)317万人のニュージーランド、2位が同2250万人のルーマニア、3位が同480万人のフィンランドだ。

◆これに対し金メダル83の米国は人口2億2600万人で、メダル一人当たりの人口では10位に後退する。

◆10個の金メダルで胸を張る日本は人口比だと16位。その下に居るのは金メダルが一桁の国か、人口が十億を超す中国だけとなる。

 

 

 

葉羽 「メダルの重み」について

 かつてこの記事を見た時に、新鮮な視点に感動したものですが、それよりも、かなり頑張っていると思われた中国が人口比で見ればこんなに下位になってしまうことに驚きました。


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