◆「結局強いチームをつくる秘訣を一言で言うと、強い人間をつくること」/ 聖光学院 斎藤智也監督
⇒高校球児が甲子園と言う憧れの夢舞台に出場するため、野球以外の事を犠牲にした結果、その後の人生を台無しにすることがある。全ての困難に対して逃げ出さず立ち向かっていく人間力、例え敗北しても結果を受け入れる大きな器を育てる事が大切。
◆「野球ができる環境に感謝すること」/ 聖光学院 斎藤智也監督
⇒支えてくれる仲間や家族の存在に感謝する心を持てばブレない人間になる。自然にいつも謙虚な姿勢でいられるようになる。
◆「野球が下手でも、練習への意識やチームの絆やひたむきさ、これで日本一になることは不可能じゃない」/ 聖光学院 斎藤智也監督
⇒仲間への思いやりの心を持つことが大事。人が命がけになれるのは、自分のためではなく他人のためだから。
◆「試練はその人に何かを気づかせようとして必然的に起こる」/ 聖光学院 斎藤智也監督
⇒困難な状況に直面したときには、それを乗り越えるためのヒントや教訓がそこにある。その自分に放たれたメッセージを聞き取らなきゃいけない。
◆2023年夏の高校野球の応援は、空前の「盛り上がりが足りない」ブーム。学生サッカーが発祥とされるこのチャント(応援方法)は、大会二日目が終わった時点で何と8割の応援団が導入していた。しかし、聖光学院は同校伝統の口ラッパ『男の勲章』を貫く。小林副団長は言う。「ウチではやりません。自分たちには、この応援が格好いいとは思えなかったんです。たとえベンチに入れなくても、チーム全員で戦うのが聖光学院のモットーなので。『自分が、自分が』と自己中心的に考えるのではなく、全員で勝つにはどうすればいいのか。そう考えて、自分もグラウンドのメンバーと一緒に戦っているつもりです。」
…斎藤智也監督の教えは間違いなく浸透していた。そして「自分たちには」と前置きして語ることで「他校の応援スタイルを否定したくない」という敬意もそこに込められているのではないか。 |