◆『ありがとう』を言える人間になりなさい。『ごめんなさい』を言える人間になりなさい。嘘をつくような人間にはならないこと。
◆誰一人、ずば抜けた才能を持つメンバーはいなかった、他人を蹴落としてまで芸能界で生き抜いていこうという根性の持ち主もいなかった。
◆音楽は四流、笑いは素人。でも、それがドリフターズだった。
◆遠くない未来に、素人いじりや他人をこき下ろすコメディがこの世からなくなることを信じている。
◆役者は自分の生き様も芸も含めて、見ている人に勇気を与えたりできる。
◆強くなることはないです。 弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。人間は元々弱い生き物なんです。それなのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。強くなるということは鈍くなるということなんです。痛みに鈍感になるということなんです。自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる。自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。痛みに鈍感になり優しさを失う。いいんですよ、弱いまんまで。自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。人間は弱いままでいいんですよ、いつまでも…。弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。(TBSドラマ『聖者の行進』でのセリフ)
◆今や私も69歳、私は鏡を見るたび、禿げ方といい顔つきといい、年々、親父に似てきたような気がする。
◆お笑い芸人でありながら、多数の人を泣かせて旅立ったことを、心より恥じる。
◆長さん、随分急いで向こうに行っちゃったんだね。アンタ、最後の最後に嘘ついたよなぁ。 去年の12月に「大爆笑」のオープニング撮るときに久しぶりに会って、「40周年の記念で『全員集合』と『大爆笑』、この2本撮りたいね」って。 長さん「いいね」って、「やろうよ」って、そういったよね。 うちのメンバー4人もその気になってたんだよね。だけどその約束を守れないうちに逝っちゃったね。これから俺たち4人でドリフターズまだやっていくよ。アンタが残した財産だからね。(加藤茶:いかりや長介の告別式にて) |