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 #168 Storyスナップ事始

by 葉羽
Backwall: 大和伸一「湘南」
BGM"Please Don't Go" by Blue Piano Man
Site arranged by 葉羽

 

◆吾妻の雪ウサギ
「昔、あの吾妻の雪ウサギに赤い目を入れに
 行った奴らがいたらしいぞ・・馬鹿だよなぁ!」

「あのぉ・・その中にオレも居たんだけど」

◆サクラ散る
「白状するとね、桜の良さが分かったのは最近なんだ。
 昔から豪華絢爛ってのが苦手でさ。
 だけど、こんな儚い花もないってね・・」

◆酒場の主とお客さん
「おねーさんキレイだから、ドンペリをサービスするよ」

「ありがと!でも、なんで焼酎の瓶に「どんぺり」って紙、貼ってあんの?」

◆幼稚園生の会話
「大きくなったら お嫁さんになってあげる!」

「うん、その前にまず女を磨きなよ」

◆伸一と在りし日の美恵子さん
「飲み過ぎるなよ。お前が居なくなったら、
 世界の半分を失うのと一緒だからな」

「まぁうれしー!もっと飲んじゃお♪」

◆愛犬の写真を撮りながら
「子供がいない俺たちにとって娘みたいなもんなんだよ。
 だけど、きっと先に死んじまうんだろうなぁ・・」

「分かったから、そんなに泣くなよ。オレまで・・」

◆十年前の思い出(葉羽)
「親父、寝たきりになったって長生きしろよ。
 あと十年は生きられるように
 分厚い『十年日記』ってのを買って来たからな」

 

 

 

葉羽 「Storyスナップ事始」について

 新作を編集していた時に、ふと思い付いて一番最初のナンバーを読み返してみました。伸一の写真にアテレコでセリフを入れる・・そう、全てはココから始まった。創作もありますが殆どは実話。ウチの親父はそれから10年後に亡くなりました。そして、日記が残りました。


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