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まっさん命の小柴
カメラマン志望の青年「栗山徹」。キグレサーカスの写真を撮るうちに、自分もサーカスの世界で生きることを決意し、笑いの原点であるピエロを志願した。
やがて子供たちから「ピエロのクリちゃん」と呼ばれるようになり、人気者に・・・。 そんな時に事故は起こった・・・綱渡りの最中、テントの隙間からの風にあおられ落下・・・自分の夢を追い続けた青年の最後だった。
ラストシーンでの主人公の最後の言葉「ピエロ、ピエロ・・・子供たちには知らせるな」。 そしてエンディング・・・。
(映画「翔べイカロスの翼」のあらすじ)
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・・・のテーマソングが、冒頭の「道化師のソネット」でした。
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映画「翔べイカロスの翼」
公開:1980年1月26日
制作:翼プロダクション
出演:さだまさし、原田美枝子、
ハナ肇、倍賞美津子ほか |
「翔べイカロスの翼」は、キグレサーカスでの実話を元に映画化されたものです。
映画でピエロを演じる事になった時、メイクの人に頼んで、左目の下に涙を入れてもらった。
そんなピエロのメイクなんて見た事がない、と言われたが、お願いして入れてもらった。
本当は描かずに、演技で見せるべきものなのだろうが、こちらはからきしだから、せめて、思い入れだけでも形にしたかったのだ。
~中略~
ピエロは笑われてあたりまえで、またそれを願って、一生懸命なんだ。だから時々だけど、ほんとうに、たまにだけれど、哀しい人なんだよ。
(さだまさし「旅のさなかに」より) |
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映画「翔べイカロスの翼」
←撮影旅行の途中で立ち寄った新潟で
偶然見つけたサーカス団の公演に
興味を持った栗山(さだまさし)。 |
「道化師のソネット」には、映画以外での思い出があります。
まだ独身の頃、職場の先輩の家に夕食によんでもらったときのことです。
先輩の奥様からあるセミナーへの参加を勧められました。
多少興味はあったものの、どうしようかと考えていると「さださんも受けたそうよ」の一言。即、参加を決めました。
(もちろん、私がまっさんファンであることを知っていての一言です。)
セミナーは東京で4日間の日程で行われました。
約200人ぐらいの人が集まっていました。
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映画「翔べイカロスの翼」
←興行先の四国へのフェリーで会った照子に「あんたのサーカスには笑いが必要」と 助言され、はっと気づく栗山。 |
初日にグループ分けがあり、約10人の人たちと一緒に協力しながらカリキュラムを受講することになりました。
初日、2日目、3日目と過ぎ、いよいよ最終日。そして最後のカリキュラムです。
グループごとに輪になり肩を組むよう指示があり、BGMが流れました。
♪チャン チャ チャン チャン~♪
そうです「道化師のソネット」です。
講師の人が「さだまさしさんがこのセミナーを数年前に受講し、その直後に作ったのがこの曲です」と説明していました。
すぐに歌詞カードも配付され、全員で歌うことになりました。
もちろん私に歌詞カードは不要でした。
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映画「翔べイカロスの翼」 |
1番を歌い終わり間奏へ・・・。
ところがここで涙があふれてきました。
実はグループのリーダーを任され、なんとかみんなの協力のおかげで最後までこれたこと、そして心を一つにして一緒に歌っている姿を見て涙が止まらなくなりました。
みんなからは、大丈夫かと声をかけられました。
大丈夫とうなずきながら涙声で2番を歌いました。
あれから約20年経ちますが、書類を整理していたら当時の集合写真がでてきました。
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発表記者会見 |
一緒にセミナーを受けた中学校で英語を教えていたK先生、某村役場のTさん(写真ありがとう)、歌手を目指していたI君、後日スキーと雪まつりに来てくれたNさん、そのほかのみんな~元気にしていますか?
機会があれば酒でも飲みながら当時のことを語りたいなぁ。
(追伸)
2番の歌詞に・・・
♪いつか真実(ほんとう)に 笑いながら話せる日がくるから♪
~とあります。
中島みゆきさんの「時代」の歌詞で・・・
♪あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ♪
~の部分とだぶってしまうのは私だけでしょうか・・・
まっさん命の小柴&さだ研【2012.1.30アップ】
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