by fujiko
エンジェル
再び“美人の日本語”に戻って第26話・・・みなさんも読んでキレイになりましょう。
昴(スバル)
~王者の星~
昴とは星の集まりにつけられた名前で、牡牛座のプレアデス星団のことです。
6個が集まっているように見えるので六連星(ムツボシ)と言う別名もありますが、実際の星の数は120個も有るそうです。
「統ばる(スバル)」と言う、集まって一つになるという意味の言葉が語源です。
古くから親しまれ、「統一する」という意味に通じる所から“王者の星”と呼ばれてきました。
冬の凛とした空気の中で星を見上げると、身の引き締まるよな勇気が湧いてきます。
今見えている昴の光は、約410年前の光。
気の遠くなるような遙かな時を越えて届いたメッセージを、私たちは、無意識のうちに感じ取っているのでしょうか?
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
昴と言えば・・ギリシャ神話に出てくる大空を支えるアトラスの7人の娘達で、彼女たちはオリオンに見初められ、5年間も白鳩になって逃げ回り、其れを見かねたゼウスが星座にしたというお話が有ります。
ギリシャ神話は 大好きな物語です~!
星にまつわる物語を読み返すのも、空が澄んで星が綺麗に見える今の季節が一番良いのかも~~!
そして・・・・清少納言の枕草子にも出てきたような・・・??
(星はすばる・・という一説だけ覚えてるんだけど・・アハ)
昔から好まれていた星座だったんですね?
それにしても・・昔の人は、あの星座が肉眼ではっきり見えていたと言うことは、視力も良かったんですね~!
天体望遠鏡で眺める星達も今を生きて居るんだな~? って感じさせてくれます。綺麗です。
おめでとう
~あなたを愛したい?~
「めでたし」は、「目出度し」や「芽出度し」と書くことも有るようですが、語源は、「愛づ」の連用形「愛で」に「甚(イタ)し」がついた「愛で甚し」です。
「愛づ」とは、心が引きつけられるという意味の言葉で、美しいもの・素晴らしいもの・可愛いものに深い愛情を寄せる気持ちを表します。
そして、「甚(イタ)し」は、その状態が甚だしいことを意味します。
祝福の言葉として定着した“おめでとう”は、そんな、とっても 「愛・し・た・い」気持ちが込められた言葉なのですね?
喜ばしい、美しい、見事だ、おいしいなど・・広い意味で「めでたい」と言う言葉は使われてきました。
「おめでたい人」も、結局は“愛すべき人”です。
おめでとう・・・言う方も言われる方も嬉しくなれる素敵な言葉ですね。
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
おめでとうって言葉・・今年は何人に何度言ったことか・・。
そのたびに、意識しないまま・・
心が甚だしく素晴らしいと引きつけられ・・
愛したいと思ってきたんですね~~!
その一言で、言った方も言われた方も、
この一年が幸せな気分で居られたら最高ですよね~~!
by fujiko(2007.1.30UP) 〔To
be continued〕⇒
葉羽
そうですよね。でも、「おめでとう」って言うためには、まず「おめでたい状態にある人」がいなくちゃいけませんね。
どうだい朱雀、なんかめでたい事はない?
←(ん? けして朱雀が“おめでたい人”と言うワケじゃなく・・。)
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