by fujiko
エンジェル
さて第12話・・少し時期遅れになってしまいましたが、5月に関するお話です。
薫陶(クントウ)
~心まで染み込む香り~
陶器を焼く前に、香を焚いて土に染み込ませる作業を薫陶と言います。
やがて 香りが染み込むように 自然にその人の徳によって教えが身に付いて行くことを 薫陶と言うようになりました。
「無為にして化す」(老子)
無理矢理教え込まないで 自然に感化する事が 教育の理想の形だと言われます。
それには教える方の徳の高さも必要ですが、教わる方の 五感の鋭さも必要ですね。
五月と言えば風薫る季節。爽やかな風が新緑の香りを運んでくれます。自然が無為にして教えてくれる事を全身で感じてみませんか?
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
本当に気持ちいい季節です。7
良い香りの お花が次々と咲いて・・
ミントの香りが 好きでちょっとハーブティーに
と思って 葉を摘んでいたら
どこからか 美味しそうな 焼き肉の匂いが・~~~♪
気がつけば?? ミントより
焼き肉の匂いにつられていました~~
o(*^▽^*)oあはっ♪
血汐(チシオ)
~白桃忌(与謝野晶子の命日)ですー5月29日ー~
~柔肌の 熱き血汐に ふれも見で
さびしからずや 道を説く君~
あまりにも有名な与謝野晶子の歌です。
当時、妻子のあった与謝野鉄幹にぶつけた
体当たりの情熱が感じられます。
身体の中を流れる血を、海の潮に例えた血汐という言葉・・
血も騒いだり 引いたり 沸き立ったり・・
私たちの身体の中にも
大自然が存在することをつくづく感じます。
最近は さらりとしたものが好まれるようで、
熱さを伴うこうした言葉の出番が少なくなりました。
心の中の熱い潮騒に耳を澄ましてみませんか?
~海恋し 潮の遠鳴り 数へては
少女(オトメ)となりし 父母の家~
~「美人の日本語」(山下景子著:幻冬舎)~ |
白桃忌と桜桃忌と・・ちょっと 勘違いしそうです。
桜桃忌は 太宰治・・ 余りにも生き方の違った二人だけど・・
生きた方向は違っても
同じ熱き血汐が流れていたのではないでしょうか・?
何もかも・・全てを投げ出しても一筋に愛しつくしてみたい・・
そんな純粋な情熱は今の時代には合わないのでしょうか・・??
愛の形は変わっても
愛すると言うことに 変りは無いと・・・
by fujiko(2006.7.1UP) 〔To
be continued〕⇒
葉羽
映画なんかも熱くなれるストーリーの方がいいですね。だから、「ダ・ヴィンチ・コード」よりも肉体の限界に挑む「ポセイドン」の方が燃え上がります。
←(なんか燃える方向が違うような気も・・。)
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