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(丸山芳子)カミュの「ペスト」を再読してみると・・。
【2020/3/14】 震災と行方不明~曖昧な喪失と受容の物語~ 明日、東北へ向かう。 石巻市に生まれて仙台で暮らす友人に会い、福島の両親宅にも久しぶりに手伝いに帰る。
列車内では、たったいま届いたばかりのこれを、心して読もう。 【2020/3/14】 牡丹雪 寒いなあ…と思ったら、東京にも牡丹雪が降っていた! 【2020/3/21】 「ペスト」 いつまで続くのだろう、この息をひそめた暮らしは? 確定申告の事務作業の息抜きに、一気読みしてみようと、本棚の奥から探し出したカミュの『ペスト』。 おお…古くなって紙は茶色、文字は小さく、老眼には厳しい条件…数日かかった。 この小説は、ペストの蔓延のために封鎖された港町で、人々がその状況にもがき、生き方を変え、奮闘しながら、ペストが終息して開門されるまでの物語。 振り返って、新型コロナウィルスは、ひとつの都市どころか、ほぼ世界全体に及び、地球人全員にとっての困難になっている。 忍び寄るウィルスは、資産、地位、学歴、ゴールド免許、身体条件など、それらの大小や優劣などには一切関係なく、私たちを平等に脅かしている。 ウィルスにとって、人間はみな等しく、ただのヒトだ。 不要不急の外出を控えて、粛々と最小限のものごとで暮らしてみると、これが生きることの基本形だなと感じる。
世界中の人々が、同じ災難に対処しようと努力している。その終息というひとつの到達点を願っている。 世界の人々が同じ思いで統一していることは、歴史上まれなることではないか? この状況は、今後の生き方を再考するよい機会ではないかな。 葉羽 「世界の人々が同じ思いで統一していることは、歴史上まれなることではないか?」・・卓見です。目から鱗が落ちました。補償がどうのこうの、マスクが二枚?とか愚痴を言っている場合ではありませんね。(笑)
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