（丸山芳子）私の絵画の1点が、ロヴァニエミ美術館に収蔵されることが決まりました。

【2020／3／6】　蝶になる

　今日、ようやくフィンランドとの交流活動の報告書が完成して郵送！少しずつ少しずつ、メイン事業に関わる大仕事が片付いていく。

　今回のフィンランド展終了の旅では、渡航の飛行機内でもらった風邪のせいで、ぼーっとして、記憶に１枚フィルターがかかっていた。

　けれども、元気満々の旅よりも、旅先で受けたいたわりがありがたく、それぞれの人との友情が濃くなった印象深い旅だった。

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　作品梱包中。
　現地で採集した木の根や枝は、みんな持ち帰りたいほど魅力的だった。
　でもこれは絶対検疫所に許可されないだろう。。。と泣く泣く断念。
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　そして、うれしかったことのもうひとつ、私の絵画作品１点がロヴァニエミ市のコレクションとして、ロヴァニエミ美術館に収蔵されたこと！

「蝶になる」シリーズのなかの１点。思いがけないことで、うれしーい！

紙にアクリル、パステル、コ ラージュ、40x55cm
"Becoming a Butterfly 4" 2019, acrylic color, pastel, collage on paper, 40x55cm

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「蝶になる　 4」2019
2011年の東北の災害で大量の死を悼んだ後に、いつもと変わらず飛来してくれたアゲハ蝶の訪問がありがたく、その生態を観察し続けた。生きることへのひたむきさ、粛々と体を変えていくプロセス、体内の大改造を経て蝶に生まれ変わる姿に、震災後の東北の、変わろうとする人々が重なって見え、「蝶になる」シリーズを描き続けている。
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インスタレーション「森羅万象というあなた　＃1909 」
絵画「蝶になる」シリーズ　（壁の作品すべて）

Installation: "You Who Are Creation #1909" 2019
Paintings: Series:Becoming a Butterfly" 2017-2019

Sculpture: Mia Hamari "Home" 2015

　何人ものフィンランドの友人作家達の作品が収蔵されているのは知っていた。

「RETHINK THE NORTH」をキャッチフレーズにする美術館の収蔵仲間に私も入れていただけるのは、なんと言う、あつらえ向き！

　今回の展覧会を、現地の作家ヘレナと美術館キュレーターのアイラとの３人のチームとして作り上げ、良い結果につなげられた体験は、今後の「精神の〈北〉へ」プロジェクト活動のマニュアルになると思う。

　この美術館の方々とのフレンドリーな関わりと、自分の作品がここにある、もうひとつのホームグラウンドを得たような気がする。

美術館キュレイターのRiittaさん

One of my painting ”Becoming a Butterfly 4” became collection of Rovaniemi city/Rovaniemi Art Museum!

Becoming a Butterfly 4
I have been observing transformation process of swallowtail butterfly repeatedly since the Great East Japan Earthquake in 2011. After the mourning of mass deaths, the solemn passing on of life to the next generation shown by this visitor from nature spoke to me. What especially draws my attention is the pupa period. By overcoming this period of death-like dormancy, which is actually hiding a major change of the body, it is reborn as a butterfly.
I was moved by the whole process and painted the series: Becoming a Butterfly.

葉羽　よかったですね、おめでとうございます！

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