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by Maruyama Yoshiko / Site arranged by Habane |
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(丸山芳子)今回は私の作品について解説します。
【2019/10/6】 精神の〈北〉へ vol.10:かすかな共振をとらえて ロヴァニエミ美術館(ロヴァニエミ、フィンランド) 隣接する3つのスペースには、人、けもの、魚、蝶、種を超えた存在、人間の心理、日本の祭りや鹿踊りと、そこで軽やかに境界を超える種や魂、東北を襲った災害にまつわる心象、現象、などなどが表現のなかに取り込まれており、会場を歩き廻ると、映像作品のかすかな音とともに、それらが響き合っていく。 私のインスタレーションは、中央のスペースの真ん中に位置する。 人間の世界と人間以外のあらゆる生物や眼に見えない存在の世界を向き合わせ、共にあるために、ヒトはもっと他の存在を知りたいという姿勢を表したテーマは、3会場の表現が発するものをも受け止めることで、作品も展覧会の総体も共に豊かになっていくだろう。 人間からの呼びかけ:Can you here me? /
滞在制作したラップランドのKolariの森で採取した、木の根や枝、動物の骨、石、コケなどで表現した、人間以外の存在の世界。
紙を溶かしてつくったブロックなどで表現した、ヒトの棲むところ。
倒木に、別の生命が宿っている。
森羅万象の主は、けもの、魚、鳥、樹が合体した姿。
ヒトの世界は、災害による破壊と再生を繰り返している。
Spirit of 'North’ vol.10: Sensing Faint Resonances Rovaniemi Art Museum, Rovaniemi, Finland 21 Sep. 2019 ~ 26 Jan. 2020 You see various subjects are expressed in the 3 spaces of this exhibition, for example, human, beasts, fish, butterfly, transcendences of species, human psychology, Japanese festivals and deer dance there species and souls are crossing borders, images related to disasters that hit Tohoku region, etc. As you walk around these spaces, they resonate with the faint sounds of the video work. My installation is in the center of the central space. The theme is the intention that human want to know more about the existences of non-human, those are all living things other than human beings include invisible existence. Accepting all expresses from the works in the 3 spaces into my installation, I hope the work and the whole exhibition will be enriched. 葉羽 白い世界が儚くも美しい・・。
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